城データ
城名:下西山城
別名:下鏡城
標高:243m
比高:52m
築城年:戦国時代か
城主:不明
場所:広島県広島市安佐北区安佐町鈴張
北緯:東経:34.585373/132.454848
攻城記
下西山城遠景。
山の中に入っていく。
山道があり登りやすい。
本丸方面。
直登する。
なんと、本丸部分に五輪塔の残欠が!!!
これは城が廃城になってからここに建立されたか。
本丸部分確認したが、矢竹の繁茂が凄い。
二の丸。
なんと、二の丸には石垣が積まれていた!!
謎の石。
本丸から降りた場所にある曲輪。
広さもある。
本丸方面。
位置関係
こう見ると4つの城で街道を見張っていることが分かる。
open-hinataより【下西山城】
実は城の北にも曲輪っぽいものがあった。
余湖図【下西山城】
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
『芸藩通志』【下西山城】
『芸藩通志』では下山西城と記載
城の概要
1郭から南へ延びる尾根に沿って階段式に六つの郭を配置している。
北側は堀切によって尾根を断ち切り、東・西両面は急斜面になっている。
1郭は小さく、2郭との間には土塁を設け、2郭の南面及び東面に石垣が残存している。
4郭の南面から東面にかけては土塁を築いている。
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用
城の歴史
詳細不明。
街道を抑えるいい位置にあり、近隣の城主が横山氏のため、この城も横山氏に縁のある人物が城主か。
所感
●五輪塔の残欠があるし、石垣もあることから最初は驚いたが、ここが極楽寺跡のあったので、納得。
●廃城になった後に極楽寺ができたが、それも廃寺になったのかもしれない。
●城や寺としてしっかりと整備すればいい城となる。
関連URL
参考URL
参考文献
『日本城郭大系』13
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』
『広島県の地名』
『広島県地名大辞典』
『広島の中世城館を歩く』
『萩藩諸家系譜』
『毛利八箇国御時代分限帳』
『萩藩閥閲録』
公開日2024/04/20