城データ

城名:阿計玖羅城(あけくら城)

別名:揚倉城

標高:281m

比高:220m

築城年:不明

城主:石津畑賀 (芸藩通志より)

場所:広島県安芸郡府中町~安芸区畑賀

北緯:東経:34.393485/132.528338

阿計玖羅城城はここ

 

攻城記

入口は分かりやすい。

途中からでも景色がしっかりと見えて気持ちいい。

頂上までは整備もされておりハイキングにぴったり。

本丸方面。

瀬戸内海がしっかりと見える。

本丸。

削平地がある。

本丸からの眺め、当時は海であった。

目の前の山は当時仁保島で仁保城があった。

木も切られており、遺構も分かりやすい。

堀切の方面に降りていく。

堀切。

本丸方面。

堀切の先にある曲輪。

曲輪から先は更に下がっていく。

進むと茶臼山がある。

茶臼山山頂。

付近には削平地もあり、曲輪として使っていたのかもしれない。

抜群の眺望で心も安らぐ。

 

位置関係

 

open-hinataより【阿計玖羅城城】

 

余湖図【城阿計玖羅城】

当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)

 

『芸藩通志』【阿計玖羅城城】

 

城の概要

城跡は揚倉山山頂にあり、送電線鉄塔建設や自然歩道整備によって破壊されている。

 

1郭は段差のあまりない二段からなり、30m×16mの規模である。

 

その南には2郭(17m×12m)、西には送電線鉄塔を挟んで加工度の少ない削平地がある。

 

1郭の北側には堀切を挟んで3郭(15m×5m)があり、その北にもさらに堀切を設けている。

 

揚倉山の南北両側尾根続きは高度差30~40mの鞍部となっている。

 

『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用

 

 

城の歴史

詳細不明である立地的には府中を制してた白井氏か海田方面を制していた阿曽沼氏の所領ではないか?

 

「芸藩通志」には石津畑賀の居城とある。

 

所感

●ハイキングコースとしても最適で山頂からの景色も良い。

 

●茶臼山も城の一部と考えると長大な城域となる。

 

●揚倉山自体はこじんまりとした山、送電線で一部破壊されている。

 

 

関連URL

【広島県】石井城【安芸郡府中町石井城】

【広島県】出張城【安芸郡府中町】

近隣の城

 

参考URL

ひろしま昔探検ネット(阿計玖羅城)

 

参考文献

『日本城郭大系』13

『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』

『広島県の地名』

『広島県地名大辞典』

『広島の中世城館を歩く』

『萩藩諸家系譜』

『毛利八箇国御時代分限帳』

『萩藩閥閲録』

 

 

公開日2024/02/02

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