自分の家は代々農民なので江戸時代まで遡れないだろう・・・・

と思っていませんか!!!

逆です、農民の方が遡れる可能性が高いです。

 

 

一般的な方法は

①戸籍入手

②明治19年か明治31年戸籍の本籍地に田舎がある場合行く。

③現地調査で本家の家に伺い位牌や、過去帳、お墓を調べる。

④可能であれば菩提寺にお寺の過去帳から自分の先祖をピックアップしていただく。

⑤これらの情報をデータベース化する。

⑥データベース化した情報を元に推定家系図の作成。

⑦様々な情報から文献を参考に由来書の作成を行う。

になります。

 

ただし、問題点が2つあります。

 ●江戸末期から明治初期に別の土地に行ったとか、北海道に移民したとかで、古い戸籍が廃棄されてどこから来たのか不明。

 

明治維新後に地方の有力者特に庄屋の子弟は都会の学校に行かせました。

明治の初めに都会に出てそのまま住んだ場合は、100年以上前に故郷の村を出たため、詳しいことが伝わっていないと思われます。

 

また同様に、北海道に移民で行った家なども、先祖がどこからきたのかよく分からないというケースもあります。

 

しかし戸籍をよくみると「●●県●●郡●●村から転籍」と記載されていませんか?

一般的に村までは判明していますが、詳細が不明ですので通常はここで諦めがちです。

 

しかし、●●村まで判明しているのであればラッキーです。

ここからは行動力になりますが、現地の法務局で旧土地台帳を村ごと閲覧して、先祖やその兄弟が記載されているものが無いかをシラミ潰しに確認します。

もし、無い場合は同姓の方の家をピックアップします。

 

旧土地台帳の活用法はこちら。

旧土地台帳の調査

旧土地台帳から得られる情報

 

これで先祖の名前が発見できたら、確実にこの場所に住んでいたことになります。

現在の子孫のお宅に手紙を書き伺えば一気に進展すると思います。

 

しかし、ここが一番難しいところになります。

100年以上前に村から離れた子孫です、自分と元当主は高祖父やその父が同じ位の他人になります。

※8親等~10親等位離れています。

 

そのような他人からいきなり、あなたの家と親戚です、色々教えてください、家に伺ってもいいですか?

などの手紙を書いても返信されない可能性が高いです。

 

手紙を書いて返信される可能性を少しでも高める工夫をしましょう。

 

遠戚へのアプローチ(手紙の書き方と伺い方)

 

遠戚への手紙返信率を上げる3つの作戦

 

【失敗回避】遠戚の効果的な手紙の出し方【一発勝負】

 

テクニックとしては、先方が分かるような共通の話を手紙に盛ることです。

●曽祖父や祖父から聞いた田舎の伝承。

●名前が出てくるがその方が誰なのか不明な本家の人物。

●高祖母、曽祖母の実家の苗字。

 

文章では理解しにくいので家系図などのビジュアルで表現をすることが大切になってきます。

こんな感じです。

 

自分の祖父や曽祖父が言っていた伝承を自分が聞いていることは稀になります。

そこで、そのネタを探すのに、親や叔父叔母へ情報収集する必要があります。

 

叔父、叔母からの先祖調査

運良く本家の家に伺うことができたら、更にその総本家が無いかを確認することは必須です。

 

本家といっても、200年前に総本家から分家したという場合もあります。

 

よくこのような話を聞きます。

本家の当主から、当家はあの家から分かれたようだ、いつ分家したか分からないが同じ苗字がこの地区には7軒あるが、全てあの家が大元になる。

 

というようなことです、繋がりは分からないが確実にあの家から出たといケースです。

その場合は本家の紹介などを得て、その総本家にも伺うことをお勧めします。

 

そして、同様に総本家の位牌、過去帳、お墓を調べます。

 

そうすると、おぼろげながら見えてくるものがあります、本家の位牌や墓は1820年頃までしかない、総本家の位牌や墓はそれよりも前のものが残っており一番古いお墓は元禄時代の年号が彫ってあった。

 

そうなると、1つの仮説が成り立ちます。

●本家は1820年に亡くなった人物が総本家から分家した初代になるのではないか?

●総本家の位牌やお墓を確認したところ、1785年に亡くなった人物がいる。

●そうなると、1820年に亡くなったら親が1785年に亡くなった人物ではないか?

※位牌に享年などが記載されていれば、さらに判明しやすい。

●そこから繋げていくと、1600年代に亡くなった人物に繋がる。

 

このように、1つ1つ段階を踏んでいけば進展する可能性が高まってきます。

 



●場所は特定出来たが、本家断絶した場合。

運良く先祖の住んでいた村を発見したが、子孫が断絶したということもあります。

子孫が絶えるのは世の常です。

 

本家が断絶した場合、万が一ですが、分家の家が位牌などを継承している場合があります。そこで諦めないで、分家の家を探しましょう。

 

この場合には子孫が現在いませんので、その地域の同姓の家に手紙を書く方法になります。

 

同姓への手紙には、

●先祖を調べている。

●しかし、自分の先祖である山田太郎(仮名)の子孫はどうも絶えている

●そこで、山田太郎家に関して知らないか?

●この地域に山田家のお墓があると思うのでお墓参りをしたいが、場所を知らないか?

●位牌やお墓の墓守をしている家をご存じないか?

というように一般的なアプローチをしてみることをお勧めします。

 

手紙の返信で、山田太郎家は断絶しましたと返信があればチャンスです。

その返信のあった方に電話連絡をして、お礼をいいます。

そして、詳細を話して、分家で本家の墓守などをしている家がどこかを確認してみるのも1つの手です。

 

手紙では分からないという回答でも、電話したら、「詳しくは分からないがどうも他人だがあの家が墓守をしている」とか「子孫は隣町に住んでいる」とか進展することを話して頂ける場合があります。

 

こちらも現地に伺い話を聞くことが可能であれば是非行動したいものです。

 

私の例では同姓の他家が位牌を持っていた、家は絶えたが、その家を購入した方が墓守をしている。

というケースがありました。

 

なぜか、他家で保管されていた先祖の位牌。

 

他家の方が綺麗に墓守をしている先祖の墓。

 

●自分の苗字が稀少姓の場合

自分の名字が珍しい場合のしらべ方

 

稀少姓の調べ方

 

現在の村に同姓がいれば遠戚の可能性が高いですが、同じ村ではなくここは、同じ町、郡、市、県くらいまで調査範囲を広げて手紙を書く必要があります。

ひょっとしたら、断絶しておらず、隣の町に引っ越したというケースがあります。

 

私の場合もこの村にはいませんでしたが、電話帳で調べたら隣村に同姓がいたので手紙を書いて、返事が無いので電話をしたら、当主の祖父がこの村に引っ越してきたようです。

 

話を伺い、旧墓地を教えていただきました。

結果、1700年代前判明しました。

 

同じ村には子孫はいなかったが、隣村にいた子孫に教えていただいたお墓。

 

ケース1やケース2、ケース3で先祖の家が運良く発見した場合ですが、最終目標はお寺の過去帳から先祖のピックアップになります。

 

寺の過去帳について

 

ここに自分の先祖の一番古い方が眠っているといっても過言ではありません。

閲覧することは難しいかもしれませんが、今まで調べたデータベースを提示して、この方の確認と屋号が同じ人物のピックアップを依頼します。

●このような表に判明しているところを記入する。

●不明なところは空白にしておく(黄色く塗りつぶしておいても目立つので良い)

●不明なところが過去帳に記載されていないか?ここに載っていない家で屋号が同じ家をピックアップして頂く。

 

 

●●家戒名データ

 

最低ここまではしないと、こちらの誠意も伝わりません。

適当にやっていない旨を伝えるにはしっかりとしたものを作成して本気度を示す必要があります。

また、「志」も必須です。

 

運良く、菩提寺の住職が調べていただいた結果、更に数代遡れる可能性もあります。

ここが最終ミッションになります。

 

このように、自分の高祖父や曽祖父などが故郷を出て既に100年以上経過している場合でも諦めずにコツコツと調査をしていくと新発見が見つかるかも知れません。

 

なぜこのような事が起きるかというと、日本人の大半は江戸時代農民でした。

農民は田畑を耕すことで生計を立てていましたので、その場所に長年住むことになります。

 

農民以外の商人や武士の場合は江戸時代を通じて農民より移動が多かったですし、現在その場所は街のど真ん中で江戸時代の遺構、資料などはない可能性が高いです。

 

田舎のほうが、遺構や資料が残っています、その現在残っているものを丁寧に調べることが可能なのが、農民のほうが商人や武士よりも可能性が高いと言えます。

 

【まとめ】

●戸籍で村名しか分からなくても、旧土地台帳で詳細が判明する場合もある。

●自分の先祖の家が絶えていても、同姓やここに現在住んでいる方が墓守をしているケースもある。

●その家よりも更に総本家もあるかもしれないので確認は必須。

●全て終わったら、菩提寺に先祖のデータベースを提示して更に分からないかを依頼する。

●農民の方が田舎の為、位牌や墓、または古文書など資料も現存している可能性が高い。

結果、先祖が農民でも江戸時代まで遡れることは可能。

 

公開日2020/8/29