具体的に準備するもの

自分、または親の戸籍謄本

(これがないと始まりません。すぐに請求しておきましょう。)

 

休日

学生の時は平日や長期の休みを利用して行動。

社会人になれば平日の休みはなかなか取れないと思いますが可能であれば有給休暇を取得することも必要になるケースがあります。

※法務局での旧土地台帳閲覧など。

第一線を退いた方であれば、問題ないと思います。

 

現金

戸籍請求に3~5万円位

※全系統を全て入手した費用。

また、交通費、食費、志代も別途準備しましょう。

戸籍謄本は一部450円、除籍謄本は一部750円です。

 

交通手段

自家用車がベスト。無い場合は

①レンタカー

②友人に頼り一緒に行動

③公共交通機関の利用

調査が何時間かかるか分からないため基本的には車の使用がベストです。

地域によっては公共交通機関がとても不便な所もあります。

しかし、免許を持っていない方、未成年者や年配の方で自主返納した方でも工夫すればなんとかなります。

 

私の場合、高校卒業してまだ免許が無い時に自宅から100キロ先の遠戚宅に「JR+タクシー」で伺ったこともあります。

大学時代は夏休みなどを利用して、原付で120キロ~150キロを移動した記憶もあります。

 

地図

(コンビニ、ガソリンスタンド、公共施設、トイレなどの場所はしっかり確認しておいてください)

最近ではスマホのアプリがあるので無理に携帯する必要はありませんが、紙ベースの地図の併用で確認しながら現地に行くと視点が変わります。

 

時刻表

(最寄りの駅で配っているものを貰っておきましょう)

もしスマホがあれば最近はアプリで検索出来ます。

 

印鑑・名刺・スマホ

印鑑は戸籍の取得や委任状が必要な場合。

名刺は遠戚のお宅や郷土史家などに自分を信用して貰うツール。

スマホは必須です。

※ただし、充電が切れる場合もあるので充電器は必須です。

 

運転免許証など身分証明できるもの

こちらも遠戚の家にて委任状を書いて貰った時にすぐに、役場にて戸籍の請求をする時に必要です。

 

メモ帳、スパイラルノート、筆記用具

(水性ペンや鉛筆、書き易いもの)

古老からのお話。

お墓に記載している情報。

お寺に伺いお話を聞いたことのメモ。

などメモをしないといけない事は多岐に渡ります。

準備を確実にしておきましょう。

 

調査表・元号対応表

あると便利です。

先祖探しフォーマット

最近では元号検索はスマホで便利なものがあります。

 

ちょっとした飲食物

意外と重要です。コンビニすらない場所へ行く事もあり、飴、ガム、お菓子、ペットボトル飲料は必携と言っても良いでしょう。

 

物好きな仲間

必須といって良いでしょう。家系調査は孤独で役場で待たされる事もあります。

 

物好きな友人を探すか、ドライブ好きな人をうまく連れ出しましょう。一人でも仲間が居れば色々な場面で大変に心強いです。

 

特に初心者の場合は役場で戸籍の請求をする時にドキドキするものです。

そんな時に友人がいると冷静になれます。

 

デジタルカメラ、懐中電灯、ビデオカメラ

デジカメはほぼ必携。懐中電灯は墓の文字を解読する為です。ビデオカメラがあれば最高です。

※枚数を多く撮りますのでデジカメでどんどん撮っていきましょう。

無ければスマホでも代用可能

 

不祝儀袋

ご仏前を包む為に必要です。コンビニ、文具店にあります。「ご仏前」と印刷してあるものを買うと楽です。

 

詳細はこちら

先祖探しの便利アイテム

具体的な流れ

次はその上(32人)を探します。頑張れば32人のうち、半分位は分かります。

ご先祖様の中に古い旧家がある場合は突出して遡れます。

1 戸籍・除籍謄本入手

2 死亡記載除籍謄本入手

3 家系図作成

4 旧土地台帳調査

5 親しい親戚宅で過去帳、位牌、墓石調査

6 親戚の紹介で寺の過去帳を見せてもらう

7 付き合いの無い遠縁親戚に手紙を出す

8 遠縁親戚宅で過去帳、墓石調査

9 遠縁親戚紹介で寺の過去帳見せてもらう

10 図書館など郷土史からの先祖調査

戸籍・除籍謄本入手、死亡記載除籍謄本入手

戸籍には明治以降の先祖の名前、生年月日、死亡年月日、両親の名前、など記載されております。

 

要するに、戸籍という公文書を入手するだけで、江戸末期~明治初期までの先祖を遡れます。

だいたい3代~6代位前の先祖が判明させることができます。まずは戸籍を入手しましょう。

 

★プライバシー保護のため、戸籍は正当な理由がないと請求が出来ない場合があります。

 

特に自分と苗字の違う母系などの場合は、自分との繋がりを証明できるよう自分からの全ての戸籍を必ず持って行きましょう。

 

「これが私の戸籍で、私の母がこれで、母の母がこれで・・・」と説明できます。

 

調査の際は全ての戸籍謄本を携行しましょう。また、役場の方とはいえ人間です。

 

最低限の礼儀はわきまえ、短気は起こさず丁寧に応対しましょう。

 

戸籍謄本は信頼性の高い公文書だという事を肝に銘じておいて下さい。管理はしっかりと行いましょう。

 

直系、傍系について

 

直系とは自分の親、祖父母と倍々に増えていく全員(養子がいれば養父母、実父母の両方)で、その全員が請求できます。

 

傍系はその直系の兄弟や甥、姪など直接血が繋がっていない方々で、通常、戸籍請求は出来ません。

 

戸籍請求の際の「直系」と「伊達政宗直系の子孫」の「直系」とは意味合いが違うので、認識しておいて下さい。

 




戸籍について

現行戸籍(1948~)では「筆頭者」、それ以前は「戸主」と記載してあります。

 

意味は大体同じです。戸籍請求の際は「戸籍の筆頭者」か「戸主」の名前で請求をします。

 

「戸籍の筆頭者または戸主」=「父」と考えてください。

母や祖母の名前で請求しても、ほぼ受理されません。

 

それは、母や祖母は戸籍の筆頭者(戸主)ではない事が多いからです。(父や祖父の戸籍の中に母や祖母が入っています)

 

例えば、婿養子として祖父が入って来て家を継ぎ、戸主が祖父になりました。が、その後離婚、祖父が籍から抜けてからは戸主が祖母であり、祖母が戸主の戸籍になります。

 

こういった戸籍は実際あることはありますが、きわめて稀で、気にしないでよいでしょう。

 

戸籍には最初に本籍と筆頭者(大体が父)が記載されています。

 

つぎにその筆頭者、妻、子供の順で記載されています。

 

戦前の戸籍では戸主の父母、祖父母や兄弟、甥、姪、孫も一つの戸籍に入っていた為、一つの戸籍を入手すれば一気に判明する場合もあります。

 

家系図を調べる時に、自分の家だけ調べるということがあります。

 

※例えば、田中さんなら「田中家」だけを調査

 

しかし折角ですから、もっと深く自分の直系尊属全てを調査して掘り下げてみる事をお勧めします。

 

現在の自分が存在しているのは両親がいるからですね?

 

祖父母がいます。さらに曽祖父母がいます。さらに・・・。そういう事を考え合わせると、自分のルーツ全てを調べてみたくなりませんか?

 

WEBで「家系図」「家系」「家系図調査」を検索してみて下さい、結構な件数がヒットするのではないでしょうか。

 

また、家系図調査・作成を請け負うビジネスもあります。それだけ、家系図に興味をもっておられる方が多いという事です。

 

困った時は、インターネットが役立つ時代です。積極的に活用しましょう。

 

ところで、自分のルーツに興味があるのは日本人だけではありません。

 

英語で家系図の事をファミリー・ツリー(family tree或いはgenealogical tree)と言い、欧米では家系図調査を個人の趣味としている方が結構います。

 

家系図調査の事を「系譜学(genealogy)」と呼び、学問として成立しています。

 

アメリカ、ユタ州ソルトレイクシティのモルモン教教会には、世界最大級の家系図図書館(Family History Library)があり、またインターネットでも公開し誰でも検索が出来るようになっています。

 

アメリカやオランダなどでは、誰でも閲覧できる(日本で言う所の戸籍の)データベースで、先祖を簡単に調査出来るようです。

 

欧米と日本ではルーツ探しに対する感覚が違うようです。

 

家系図から各国の歴史や国民性について調べてみるのも一興です。

 

事前準備のポイント

●自分の戸籍を手に入れておく(先祖探しができない)

 

●除籍謄本請求は一日も早く行う(破棄される)

 

●戸籍請求に行く時は役場開場同時に到着する(先祖の戸籍がどこにあるか予想がつかない)

 

ポイントの解説&事前準備の流れ

両親に先祖の事を聞く→1自分または親の戸籍謄本入手→2両親の出身地役場調査→3休日の設定→調査行

 

調査の前に両親や祖父母などから先祖の事を聞いておくと良いでしょう。

 

「先祖がどこの出身か」「管轄役場はどこになるか」は調査しておきましょう。

 

尚、冠婚葬祭は親戚が集まるので先祖の事を調べるチャンスです。積極参加し、先祖や家系図についてどんどん聞いてみましょう。

 

また、「うちは旧家で明治以降は墓も過去帳もあるからとらなくてもいい」という方も中にはいらっしゃるでしょう。

 

しかし、詳細な事まで判るので必ず入手しましょう。

 

まず自分(または親)の戸籍謄本を請求(450円)しましょう。

 

自分(または親)の本籍地を調べ、管轄の役場に印鑑と運転免許証を持参して、請求に行きましょう。(本籍地は運転免許証に記載されています。

 

本籍地が分からない場合は親に聞いてみるか、住民票を見れば(取れば)わかります。住民票は住所地の役所で取れます。

 

この戸籍謄本を請求しておかないと、今後の調査が出来ません。まずは請求して、大切に保管しておきましょう。

 

この(自分または親の)戸籍謄本は以降の調査行でずっと携行します。

 

戸籍謄本で自分の両親の本籍地を調べ、本籍地管轄の役場がどこか調べます。

 

次はそこへ戸籍謄本を請求に行きます。

 

役場の場所、どうやって行くか、費用、時間、両親が別々の出身地なら同じ日に請求に行けるのか検討しましょう。

 

訪ねる役場の電話番号、住所、開いている時間、その他時刻表などは、メモを作っておきましょう。

 

適当な休日(土、日、祝、年末、年始以外→要するに平日)を作ります。

 

月曜と金曜は役場が混み合うので避けたい所ですが、無理なら平日いつでも構いません。友人と一緒に行く場合は、事前に予定を合わせておき、交通費負担等の打ち合わせもついでにしっかりやっておきましょう。

 

請求の当日は、役場の開場時間に到着しましょう。その為にはいつ出発したら良いか十分な検討が必要です。

平日の行動が難しい場合や遠方の場合、戸籍は郵便請求でもできます。

 

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