年末年始です、皆様は実家に帰省するでしょうか?
帰省する場合は是非とも、ご先祖様の事を聞いて見ましょう!
聞く場合には、順番に遡るように聞いていくといいです。
祖父母がいれば祖父母にまず聞いてみる。
内容としては以下のようなことを始めに確認してみてはどうでしょうか?
●我が家はいつからこの土地にいるのか?
●曾祖父母や高祖父母のことやそれ以上前でもなにかエピソードのある先祖がいれば聞いてみる。
●家紋や屋号はどうか?
●祖母の実家や曾祖母、高祖母の実家なども確認。
この時遠戚に行った時に確認する質問表を活用するのも便利です。
叔父や、伯母なども来ることがあると思いますので、先祖のことを質問してみると、案外全く知らなかったことも新発見できるかもしれません。
まだ、仏壇を確認していない方はこの機会に仏壇の中身を確認してみると良いでしょう。
位牌、過去帳、法名帳、などがあると思いますが、その他にも、古い戸籍謄本、成績表、地券、奉加帳、昔の古文書や日記などが奥の方に押し込まれていることもあります。
既に、戸籍謄本を一番古いものまで入手しているのであれば、それを持参してから、記載されている人物を確認するのも良いでしょう。
・戦死した3人の大叔父。
・伝承では行方不明となっていた、高祖父の弟が実は他県に転籍していた。
・よく、来ていた小柄なお婆さんは実は曾祖父の姉であった。
・戦後すぐに実家で亡くなった曾祖父の弟は、実は若い時に婿養子に行っている事実が判明、確認したら子孫もいた。
・本籍を確認したら高祖父が明治41年に隣の郡から転籍しており、またこの地には100年位しかいない。
など、戸籍という具体的なツールを使用して確認すると情報量がぐっと多くなります。
この時には、確認する方が分かりやすいように、ノート持参で分かりやすいように家系図を作成しながら徐々に話しを聞くことがテクニックです。
自分の中では関係図が把握出来ていても、他の方は言葉だけでは、関係図が理解出来ない場合もありますし、関係図が鮮明の方が、より思い出すことも多いです。
正月のゆっくりとした時間の中で先祖の事を聞いたりしたら、今まで聞いたことない話も出てくることがあります。
親戚来訪のチャンス!
また、お正月はお盆よりも親戚の方が来訪されたり、逆に本家に行くチャンスもあります。
このチャンスを逃す手はありません!!!
特に本家や遠戚の方がもっと深い情報を持っている場合が多いです、また、古老がいればかなり昔のことも分かります。
実際に自宅に訪問出来れば、仏壇の位牌や遺影などを確認出来る可能性も高いですし、次回伺う事ができるアポをとれるかもしれません。
恐らく伺う時には両親や祖父母が同伴すると思いますが、これが一番楽に遠戚のお宅に伺う方法です。
出来るだけ、先祖の情報収集を図り、可能な限り画像データを取得しましょう(位牌、遺影、過去帳、お墓など)
次ぎに来るときには既に古老が亡くなっているかも知れません。
更に、冬という季節が先祖調査には一番好都合です。
何故ならお墓の確認をする時に草もなく虫や蛇もいないからです。
雪のある地域では難しいですが、無い地域では、お墓に彫っている字を読んだり、拓本を取ったりするには一番良い季節となります。
冬のお墓は彫っている文字も確認しやすい。
同じ場所の夏の状態(草が茂っており確認しにくい)
ということで、もし拓本をするのであれば、冬の方が圧倒的にやりやすいと思います。
【まとめ】
①年末年始は実家に帰省して先祖の事を聞くチャンス。
②聞き取り調査、仏壇チェック、戸籍からの人物確認。
③本家や遠戚の家に伺うこともこの時期出来るので行くことが出来れば積極的に行く。
④冬はお墓の確認には好都合の季節。
公開日2019/12/28
更新日2021/08/08