Skitterphoto / Pixabay

 




はじめに

江戸時代の先祖探しをするには3種の神器である、位牌、過去帳、お墓が必須です。

過去帳、位牌、お墓について

位牌:白い木の札のようなもので「繰り出し位牌」という形態が一般的。

 

過去帳:先祖の没年や続柄を綴ったもの、浄土真宗では過去帳ではなく「法名軸」というものあるようです。

 

お墓:江戸時代のお墓は自然石の場合も多く、何も彫っていない場合も多い。

 

 

これらが上手く噛み合えばいいのですが、どうしても自家保存となると、資料の散逸や伝承が途切れるなどもあり、欠落している場合もあります。

 

そこを埋めていくには、どうしてもお寺の過去帳が重要になってきます。

昨今は個人情報関連で規制もあり、難しい面も多く、閲覧するにはハードルが高いかもしれませんが、過去帳の中にある情報は唯一絶対無二の情報ですので、最終到達地点として必ず実施すべき案件だと思われます。

 

その場合は先に手紙を書いて、自分の想いを伝えることが重要になります、決していきなり行って、過去帳見せて下さいはやってはいけない行為です。

 

※ほぼ断られます。

 

寺の過去帳について

どうすれば確認できるか

位牌、過去帳、お墓などである程度分かっているのであれば、その資料を同封して空白のところが分からない、または、これ以上先が分からないのでお願いしたい旨を伝えることが重要になってきます。

 

イメージ図

 

最低ここまではしておき、住職の手を煩わせない配慮は必要です。

 

また、年配の住職の可能性もありますので、文字のドット数は大きめにして見えやすいようにすることも配慮の1つです。

 

●●家戒名データ

 

想いの詰まった手紙を上記の資料と同封して、お願いするスタンスでまずは、行動を起こすことが肝要だと思います。

 

返信されたり電話をされたりすることもありますので、そこでも今までやってきた事をお伝えしましょう。

 

また、返信が無い場合もあります、先方も忙しい中でなかなか返信出来ない場合もありますので、2週間経っても返信が無い場合はこちらから電話をしてみましょう。

※そこで事情を説明させて頂く。

 

出来れば、実際にお寺に伺い直接説明させて頂く旨を話した方がよいです、「志」も持っていきたいものですし。

 

中には、とりつく島も無い場合もありますが、その場合はご先祖様にご縁が無かったと思うしかありません。

 

 

江戸時代の過去帳の場合は草書の為、住職すら読めない場合も多々あります、読めないので分からないというケースもあります。

その為にも古文書が多少読めるようになっておくといい場合もあります。

 

 

まとめ

①江戸時代よりも遡る場合は位牌、過去帳、お墓が必須

 

②その中でも特にお寺の過去帳が必須になる。

 

③昨今はプライバシーの問題で確認できないことも多い。

 

④その為、最低限自分が分かる範囲で纏めた資料を送付し空欄を埋めて頂く、又追記して頂くお願いをする。

 

⑤出来るだけお寺に行き住職とお話をすることが重要、また「志」も用意する。

 

公開日2019/08/03

更新日2021/07/31

ホームへ戻る

サイト一覧