城データ
城名:西城
別名:西が城
標高:320m
比高:150m
築城年:不明
城主:不明
場所:広島県広島市安佐南区沼田町~佐伯区五日市町石内
北緯:東経:34.439961/132.387090
攻城記
比高も高く単独で存在している城。
現在は団地化されているが少し前までは山の中であった。
前方の山を上がっていく。
きちんと階段がある。
ここを進むが特に看板などない。
振り返ると、非常に見通しの良い場所だと分かる。
当初はここが曲輪跡を勘違いするがここではない。
堀切(城北側)発見。
堀切部分。
堀切部分から上がっていくと削平地がある。
この部分が本丸になる。
規模は非常に小さい。
南部分の堀切発見。
堀切底部分。
本丸部分に戻る。
団地側を臨む。
当時は何もない山だったと思われる。
道がついているのでそのまま進む。
道なりに進むと展望台があり、そこから南を臨むと厳島が見える。
位置関係
現在の航空写真。
1960年代当時(周囲全て山)
open-hinataより【西城】
余湖図【西城】
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
『芸藩通志』【西城】
西山とある。
城の概要
従来は、もっと南の尾根上の三角点があるところに西城跡があるといわれてきたが、そこには城の遺構がなく、この地点の遺構が西城跡と思われる。
林道により、郭・堀切の一部が破壊されているが、尾根上の遺構はよく残っている。
1郭は14m×12mの規模で、北東端が削り残しの自然地形となっている。
1郭の南北両側に尾根を分断する堀切が構えられている。
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用
城の歴史
詳細不明、城主も不明。
所感
●城の規模から見張り台のようなものだったと思われる。
●城主不明、沼田と五日市の境にある城であり、沼田側であれば大塚氏の縁の城か。
●実際に現場に立つと分かるが、沼田方面も五日市方面も眺望を良く、周囲を良く確認出来る。
関連URL
参考URL
参考文献
『日本城郭大系』13
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』
『広島県の地名』
『広島県地名大辞典』
『広島の中世城館を歩く』
『萩藩諸家系譜』
『毛利八箇国御時代分限帳』
『萩藩閥閲録』
公開日2023/02/19