城データ
城名:琴平山城
別名:古城
標高:100m
比高:44m
築城年:不明
城主:不明
場所:広島県広島市安佐北区狩留家町
北緯:東経:34.483091/132.580128
攻城記
琴平山全景。
麓には順正寺があり、居館跡の可能性もある。
山号は「城平山」でありこの琴平山城との関係姓も指摘される。
順正寺裏山からの風景。
そのまま進む。
なかなか急である。
本丸奥。
本丸部分。
金毘羅様が祀られている。
本丸側面帯曲輪。
本丸から眼下を臨む。
段々になっているが、これは後世のものではないか。
堀切っぽい。
下っていくと、堀切っぽいものが見える。
本丸から下って道なりに進むと一旦降りるが、再度登るとこのような削平地が現れる。
削平地側面の帯曲輪っぽいもの。
段々になっている。
本来の登城口。
大きな道から入る。
白木方面から見た琴平山城。
東八幡神社
open-hinataより【琴平山城】
余湖図【琴平山城】
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
『芸藩通志』【琴平山城】
拡大図。
城の概要
本城跡は,南流する三篠川の左岸に当たる。
郭の構成は,1郭から南へ二つの郭を階段状に並べ,その左側面に三か所の帯郭を配している。
また1郭の東方にも郭を配し,その東に接して堀切を設け,全体的な郭の配置はL字形をしている。
このほか,1郭の北にやや離れて二つの小郭を置いている。
城跡の西麓には順正寺があるが,この城に伴う館跡の可能性がある。
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用
城の歴史
詳細不明であるが、上深川の東に隣接する狩留家の薬師堂は,享徳2年(1453)に牛尾範郷の建立と元亀2年(1571)に牛尾右京佐の再建を伝えているため、この城も牛尾氏と縁がある可能性も否定できない。
所感
●当時の城の名前は不明であり、芸藩通志では「古城」とある。
●琴平山は山頂にに金毘羅さんを祀ってあるためその名前がついたのかもしれない。
●城の比高はそこまで高くないが、三篠川および街道に睨みを利かすには最高の立地である。
関連URL
近隣の山城。
参考URL
参考文献
『横山城跡発掘調査報告』
『日本城郭大系』13
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』
『広島県の地名』
『広島県地名大辞典』
『広島の中世城館を歩く』
『萩藩諸家系譜』
『毛利八箇国御時代分限帳』
『萩藩閥閲録』
公開日2022/06/25