城データ
城名:戸石城
別名:無し
標高:194m
比高:42m
築城年:戦国時代か
城主:油面多郎左衛門(鍋谷城城主井原氏の家老)
場所:広島県広島市安佐北区白木町大字井原
北緯:東経:34.589904/132.675980
攻城記
標識あり。
比高は高くないのですぐにいける。
城主は鍋谷城主井原氏の家老で大変餅ずきな油面多郎左衛門と伝えられている。
本城址の東下を三篠川が流れ、堀切を挟んで東西に郭を配する構造である。
東側の曲輪群は,三つの郭とその背後に土塁が、北側斜面には畝伏竪堀群がある。
この石積みは後世のものだと思われる。
位置関係
open-hinataより【戸石城】
余湖図【戸石城】
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
『芸藩通志』【戸石城】
城の概要
城跡の東下を三篠川が流れている。
堀切を挟んで東西に郭を配する構造である。
東側の郭群は三つの郭とその背後に土塁がある。
また、北側斜面には畝状竪堀群があります。西側の郭群は墓地となっており、かなり改変されているものと思われる。
その南側の郭は、現在畑となっており緩やかに傾斜している。
城主は、油面多郎左衛門と伝えられている。
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用
城の歴史
詳細不明、井原氏の家老である油面氏の城としか分かっていない。
油面氏
井原氏の家老を油面氏といい、戸石城を守っていた。その多郎右衛門という人は頗る餅を好み、 三度とも餅を食したと伝えられている。
『白木町史』より引用。
所感
●比高の引く丘陵地にある山城。
●奥には日詰城もあり、三篠側を挟んだ東には北田城がある、3城が一体となって守っていたと考えられる。
●後世に改変された部分も多く含まれている。
関連URL
井原氏ゆかりの城。
参考URL
参考文献
『白木町史』
『日本城郭大系』13
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』
『広島県の地名』
『広島県地名大辞典』
『安芸の城館』
『広島の中世城館を歩く』
『萩藩諸家系譜』
『毛利八箇国御時代分限帳』
『萩藩閥閲録』
公開日2022/01/29