城データ
城名:飯山城
標高:110m
比高:107m
築城年:戦国時代か
城主:小田村大之丞(阿曽沼家臣)
場所:広島県広島市安芸区船越町
北緯東経:34.375929/132.534502
攻城記
大師寺から登っていく。
大師寺。
この建物の裏に登山道がある。
途中の尾根先の削平地。
本丸から一段降りた場所にある曲輪。
本丸。
本丸から北へ降りた曲輪。
open-hinataより【飯山城】
余湖図【飯山城】
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
城の概要
概要
本城跡は、日浦山(標高346m)から南西に延びた丘陵先端にあり、眼下に海田湾を臨む位置にある。
最高所の1郭の南と西に郭を配し,さらに西に延びる支尾根上に竪堀を二つ挟んで郭を置く構造となっている。
城主は、小田村大之丞と伝えられている。
広島県中世城館遺跡総合調査報告書より引用
城の歴史
記録には無いが、大内氏や毛利氏の鳥籠山城攻撃にはこの城も使用されていたのではないか。
城主小田村氏
『芸藩通志』に「飯山 同村にあり、或曰、小田村大之丞所守」とある。
小田村氏が毛利文書の中の「備中国手要害合戦頸注文」の阿曽沼家臣として記載されている。
この小田村彦五郎本人かその一族のものが飯山城を任されていたと思われる。
中世の船越村
当時は海岸近くの城であった。
近隣の岩瀧神社に古絵図がある。
飯山城と記載されている。
昭和47年(1972)写し。
263年前(1709年)頃の様子。
所感
●日浦山城に登る途中にあった神社(大師寺奥の院か)を写真に撮っただけで後にここが飯山城だと気付く。
●曲輪はあるが到底守れるとは思えないのでここを砦として、海上警備の一旦を担う城だったのかもしれない。
●阿曽沼氏にも強力な水軍がいたようであるので、小田村氏もその一員だった可能性もある。
関連URL
主君である阿曽沼氏の城。
飯山城の尾根筋にある日浦山城。
参考URL
参考文献
『芸藩通志』
『毛利家文書』
『広島県の地名』
『海田町史』
『日本城郭大系13』
『山城 広島市教育委員会』
公開日2021/2/20