城データ
城名:有崎城
標高:37m
比高:35m
築城年:室町中期
城主:詳細不明、山本氏、石田氏、野間氏などが考えられる。
場所:広島県呉市両城
北緯東経:34.246411/132.548622
攻城記
麓に有崎城趾の石碑がある。
麓の看板
登っていく。
後世に工事をしたようだ。
本丸は公園になっている。
本丸にある大歳神社。
本丸からみた風景。
社殿改修
壊変されて全く現状をとどめていない。
概要
有崎城は、広く深い呉湾のほぼ西端の岬に築かれた城で、古くは西隣の吉浦 分であると共に、吉浦峠を越えればすぐの位置にあるところから、吉浦の前衛的な城で、一時期野間氏の東への進出拠点という役割を持って も考えられる。
城主については、呉衆の山本某・石田某、更には野間氏の一族であるとか、 また、末永氏ともいうが詳らかでない。
勢力抗争の間に城主が幾度かかわった のであろう。
いずれにしろ室町時代の後期には、野間氏の勢力圏に入ったと思 われ、吉浦の堀城との間には弾鼓城という繋の城があったと伝えられている。
城の中心部は現在の城山神社のあたりと考えられるが、周辺はほとんど宅地 化し、かつての状況を知ることはほとんど不可能である。
所感
●範囲から山本氏の城と思われるが一時期野間氏がこの地域を占拠していたので野間氏が築城している可能性もある。
●宅地化が進み当時の姿は全く分からない。
●当時は城は海岸線に突き出た岬にあったと思われ、海上警備の為の出城だったのかもしれない。
参考URL
参考文献
『広島県地名大辞典』
『日本城郭大系13』
公開日2021/01/23