参考図書:日本歴史地名大系「●●県の地名」

出版社:平凡社

主な内容

総論

旧国旧郡の説明

現在の市町村の説明

文献解題

行政区画変遷・石高・戸口一覧

索引

日本歴史地名大系「●●県の地名」は平凡社が発刊している地名辞典で自分の先祖のいた県の物は是非一冊もって置きたいものです。

まず総論として、県の全体的な地勢や風土、歴史を記述。

歴史は古代から中世~近現代にまで細かく説明しており大まかな全体像は把握できます。

※角川書店の「角川日本地名大辞典」とは切り口が違います。

参考図書:角川地名大辞典

 

次ぎに郡別に記載しており、村まで落とし込んで記載しているため、自分の先祖がいたところの村の詳細が分かります。

村の中には若干ではありますが、寺や神社の記載もしている場合もあります。

江戸時代の村の石高や牛馬の数などの記載もあり、当時の状況が推測できます。

 

 

また、大きなお寺や神社の場合は別途大きく記載されている事もあります。

その場合は開基や勧請の年数や開基者なども詳細に記載しており、先祖の住んだ土地の菩提寺の可能性が高いです。

 

更に文献解題として、引用した古文書類を全て網羅しています、基本的は古文書ですが、中には刊行本として発刊しているものも多くあると思いますので、そちらを細かく確認することによって、当時の村の状況、支配者の変遷なども判明するかもしれません。

 

 

次ぎに行政区画変遷・石高・戸口一覧がありますが、江戸時代初期から現在にいたるまでの村や石高の変遷が一覧として分かります。

これを確認することで、江戸時代初期と後期では石高が大きく変化している村もあれば、殆ど変わっていない村もあることが分かります。

新田開発などで石高が増えたところですと、人口も増えて実は先祖は●●村から当村に来たという伝承がある場合、その裏付けになります。

 

 

最後に索引があり記載している村や寺、神社等が五十音順に検索出来るようになっています。

また、主要難読地名一覧もあり読み方が難しいもの特殊なものも記載されているので便利です。

 

付録でA2サイズの明治時代地形図二十万部の一図があり、江戸時代から明治初期の土地の空間的な広がりが分かる貴重なものが添付されています。

 

付録の地形図

佐賀県の地名の「佐賀県全図」から引用

 

このように、地元の村の調査をおこない、村の調査や菩提寺の推定にも役立つ辞典です。

 

デメリットとして、発行からすでに20~40年弱以上しており、平成の大合併で郡などがかなり消滅しており今の行政区域とは違う場合も多いです。

新刊ではありませんので、アマゾンなどの古本屋で購入することになりますが、結構お買い得な価格で販売しています。

※殆どが4桁台で購入出来ます。

 

一部の県では1冊ではなく2冊発刊していますので、購入したのに地名が無い!という場合があります、一度は図書館に調べたほうがいいかもしれません。

先祖の息づかいが聞こえてくるような1冊となります。

自分の先祖の都道府県は是非とも自家保存したいものです

北海道東北

1北海道 2青森県 3岩手県 4宮城県 5秋田県 6山形県 7福島県

 

 

 

関東

8茨城県 9栃木県 10群馬県 11埼玉県 12千葉県 13東京都 14神奈川県

 

北陸中部

15新潟県 16富山県 17石川県 18福井県 19山梨県 20長野県 21岐阜県

 

東海関西

22静岡県 23愛知県

24三重県 25滋賀県 26京都府 27京都市 28大阪府 29兵庫県(1) 29兵庫県(2) 30奈良県 31和歌山県


 

中国

32鳥取県 33島根県 34岡山県 35広島県 36山口県

 

 

四国

37徳島県 38香川県 39愛媛県 40高知県

 

 

九州

41福岡県 42佐賀県 43長崎県 44熊本県 45大分県 46宮崎県 47鹿児島県 48沖縄県 49総索引