ついに「祖先 遺伝子検査キット Haplo3.0」が2023年4月25日にアップグレードしてリリースされました。
実際に試しましたので感想を述べたいと思います。
概要
今回の特徴は
①民族構成
②祖先の移動経路
③古代人とのゆかりを知る
④DNA親族検索サービス
⑤関連する名字を知る
となっております。
まずはジーンライフのサイトやAmazonで購入します。
価格は14,900円となっております。
数日後に自宅に到着。
説明書と検査キットが同梱されている。
今回は5種類の検査ができるようです。
遺伝子検査サービス申込同意書にサインして同封。
投函してた約1か月間待ちます。
私の場合は20日前後にて判明。
今回はパソコンではなくスマホでのみの閲覧となります。
①民族構成
DNAの解析から、あなたの民族構成と、それぞれの民族の居住地や歴史などを詳しく知ることができます「DNAの解析から、あなたの民族構成と、それぞれの民族の居住地や歴史などを詳しく知ることができます」とあります。
私の場合は100%日本人でした。
まあ、5代前までの直系尊属を確認しており、出身地が判明しているので、分かっていましたが。
アメリカや欧米の場合はこの比率がかなり変わってくるのだと思います。
日本人でも、韓国、中国、東南アジア、ロシアなどとは国境を隣接しておりますので、何パーセントかその比率が入っている方もいるのではないでしょうか?
②祖先の移動経路
サイトでは「私たちの祖先は、故郷と呼べる場所を探して世界中を旅し、周囲の環境に適応してきました。母方と父方の祖先(ハプログループ)の移動経路や地域について詳しく知ることができます。」とあります。
ただし 女性は肩はY染色体を持たないため、父方のハプログループや移動経路を調べることはできません。
私の場合は男性ですので母方・父方両方確認ができました。
母方
発祥は南アフリカですよね、エチオピアまで順調にすすみ。
そこから一気に北へ移動しています。
ハプログループAの特徴です。
別のDNA検査キットで判明していますが、7%位しかいないようです。
父方
父方も最初は南アフリカですが、男性の場合アフリカ大陸でかなり広範囲に移動してから中東にたどり着いています。
DNAの変化が大きいです。
その後、中国方面に進出して最終東アジアに到達しています。
一般的な日本人の特徴であるハプログループOの派生でした。
30000年前といえば約1000世代前です。
母方先祖ははバイカル湖周辺でマンモスを狩っており、父方先祖は東アジアで生活していたようです。
先祖と言っても想像もつかないほど、はるか前になりますが、DNAを引きついでいます。
③古代人とのゆかりを知る
サイトでは「古代人である縄文人やネアンデルタール人の遺伝子をどれくらい受け継いでいるか調べてみましょう。※Haplo3.0で追加になった新機能」とあります。
こちらも女性は調べることが出来ません。
縄文人とネアンデルタール人との遺伝的関連性が判明できます。
まずは縄文人との一致する遺伝子型数
平均よりも3%多いようです。
次にネアンデルタール人との一致する遺伝子型数
こちらはユーザー平均と同じ位のようです。
ただ、ネアンデルタール人の遺伝子が数%あることに感慨深いものがあります。
ホモサピエンスにもネアンデルタール人のDNAが数%伝わっていることは、TVやインターネットなどで分かっていましたが、実際に自分のDNAを検査して具体的な数値で判明すると感覚が違います。
④DNA親族検索サービス
サイトでは「あなたのDNAを共有することで、遺伝子型が一致する遠い親族を検索し、スマホアプリ上でメッセージを送ることができます。※Haplo3.0で追加になった新機能」とあります。
まずは自分の氏名や出身国、出身県などを入力、次に両親も同様に入力します。
そうすると、このように自分と同じDNAをもっている方が該当します。
このサービスを受けている方で登録している方がいればメッセージをおくることも可能です。
ただし、0.21%DNAが一致とありましたので、かなり遡った先祖が同じということになります。
計算したところ、今から9世代前(270年前)の先祖が同じということになります。
かなり前に分かれた親戚になりますね。
せめて4~5世代前の先祖が同じとかでしたら、戸籍などで調査可能ですが約300年前に分かれた先祖となると証明しようがないといったところでしょうか?
兄弟、従兄弟や二従兄弟とかにやってもらうとどうなるか?
興味深いところです。
⑤関連する名字を知る
サイトでは「祖先グループとゆかりがある主要な名字を知り、その歴史と分布を学ぶことができます。※Haplo3.0で追加になった新機能」とあります。
また女性の方はY染色体を持たないため、父方の関連名字を調べることはできません。
母方
父方
こちらは、全く関連していませんでした。
そもそも名字は昔から改名もしますし、養子に行けば変わることもあります。
海外では違うのかもしれませんが、日本ではこのサービスはあまり関係ないかもしれません。
まとめ
●数万年前自分の先祖がどこにいたかが分かるDNA検査。
●特に自分のハプログループがどこから来たのかを考える時にロマンがある。
●特徴としては縄文人やネアンデルタール人のDNA一致する遺伝子型数などが数字で分かる。
●女性はY染色体が無いので得られる情報が少なくなる。
●DNA親族検索サービスは出来ないが出来ない理由が知りたい。
●関連する名字を知るのは、、難しいが遊びとしてみるのではいいかもしれない。
●全世界では多いが日本人ではサンプルが少ないので母数の拡大があれば様々なサービスができることを期待する。
●スマホだけでなく、パソコンでも見れるようにしてほしい。
参考サイト
公開日2023年8月19日