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自分の名字が珍しい場合はまずは名字の由来を調べてみましょう。

地名に由来する名字

名字の発祥の80%は地名からの由来だといわれています、そうなると珍しい名字の場合も地名からの由来かもしれません。

この場合の地名は小字の場合もありますので、小字辞典から丹念に調べないと判明しないケースもあります。

一番いいのは「角川日本地名大辞典」に小字が記載されていますのでそちらを確認するのがベストだと思います。

参考文献:角川地名大辞典

県立図書館レベルでしたら、小字だけの辞典もあります。

小字は全国で十数万はありますので、珍しい自分の名字がその中に記載されていたら感動すると思います。

こんな感じです。意外に名字になりそうな小字も多いのではないでしょうか。

 

姓氏家系大辞典も念のために確認しておきましょう。

参考図書:姓氏家系大辞典

 

 

最近ではインターネットやアプリでも便利なものが出ております。

以下参考になるサイトです。

名字由来net

特徴

名字を入力すると全国に何人の方がいるか、発祥の地、どこの地域に多いかなどを表示されます。

全国で数軒しかいない名字も検索したら出て来ますので便利です。

 

全国の苗字(名字)11万種

特徴

検索したい文字を入れると表示されます。

旧漢字も適応しています。

また1つの漢字を入れるとその漢字が入った名字が検索結果として出されます。

苗字の由来なども詳しく記載されており勉強になります、

※ただし苗字の発祥については独自の考えがおありです。

日本にどの位いるのかを確認するにいいサイトです。

 

なまえさあち

特徴

名字を調べるのに「   」と書く名字 「   」と読む名字 で検索できます。

※これは便利な機能だと思います、なぜなら長い年月で漢字の読みが変わることもありますし、逆に漢字の表記が変わる場合もあります。

一部の字や字数で検索する機能があります。

 

他にも

・名字の由来

・名前の由来

・名字発祥の地検索

・名付け人気ランキング

・都道府県内苗字ランキング

・都道府県名前ランキング

・苗字の全国分布一覧

・苗字の全国分布一覧

などの検索ができます。

姓名分布&姓名ランキング 写録宝夢巣

特徴

インターネット版は名字検索でどこの県に多いかが検索できます。

地図で名字が多い分布図は赤くなり分かり易いです。

 

これらを小字や苗字ランキングを組み合わせながら、自分の名字の発祥地がどこら辺かを確認していきます。

あとは該当地域の電話帳を確認すれば同姓の方の住所も分かります。

江戸時代の地誌に記載している場合もある

江戸時代の地誌などにも地名が記載されていますのでその中に自分の名字が記載されている可能性もあります。

ここでは姓氏研究家である森岡先生の例で探してみます。

例)

實藤(さねとう)

全国の苗字(名字)11万種で調べたところ全国で30世帯でした。

 

姓名分布&姓名ランキング 写録宝夢巣でどの辺に集中しているか確認

福岡や広島に多いことが判明。

 

広島県の江戸時代地誌を調べたら先祖が住んでいる土地に同名のお城がありました。

出典:芸藩通志巻六十三

 

拡大図

 

そこで戦国時代にこの地域を治めていた毛利の家臣で存在していないか確認をすると、毛利の家臣としていることが判明。

出典:高田郡史(上巻)

「佐祢登宇」城で「さねとう」城と読みます。

「実任」も「さねとう」と読みます。

地誌にあった「サ子トウ城」です。

 

さらに詳細な武将名が記載されているものも発見!!!

出典:伊勢御師村山武恒檀那寄進注文

しっかりと實藤三郎左衛門と記載されています。

 

しかも隣の「志道」や「天野」は毛利家中の中核を担っていた家柄であり、そこに名を連なるということは、この地域の有力者であった可能性があります。

ルーツがここの可能性が高いと判明しました。

 

しかし、関ヶ原の戦い頃の家臣団にはいませんでした。

出典:毛利氏八箇国御時代分限帳

恐らく、毛利氏の家臣の家臣(陪臣)になっているか、当時既に家臣ではなく帰農していたのかもしれません。

 

次ぎに電話帳でこの地域の實藤氏を探します。

そうすると、この地域に数軒の實藤氏がいることが判明しました。

かなりの確率で500年前位は先祖が同じだと思われます。

 

ということで、一族の発祥の地が判明しました。

 

後はこの地域に住んでいる方ヘ同姓のアンケートを送ると、もしかしたらその家にしか伝わっていない伝承があるかもしれません。

同姓調査のアンケートをしてみましょう

 

 

軍記物に載っている場合もある

実は軍記物も侮れないです。

全てが史実に忠実ではないかもしれませんが、人物に関しては、存在していた可能性は高いのではないでしょうか?

主な軍記物

【奥羽】

会津家世実紀 白河風土記 秋田風土記 仙台封内風土記 津軽一統志 磐城史料

【関東】

上野国志 新編常陸国志 新編武蔵国風土記稿 新編相模国風土記稿 御府内備考

【中部】

駿河雑志 甲斐国志 三河志 越後野史 若狭国志 新編美濃志 尾張志

【近畿】

紀伊続風土記 丹波志 播磨鑑 近江与地志略 摂陽郡談 五機内志

【中国】

備中集成志 吉備温作州記 伯耆志 雲陽誌 芸藩通志 防長風土記

【四国】

阿波志 全讃志 讃州府志 西讃府志 讃岐志 愛媛面影 南路志(土佐)

【九州】

豊後国志 豊前志 筑前国続風土記 日向地誌 肥後国志 大隅史料

江戸時代の地誌や軍記物に先祖と同じ名字が載っているかも!

軍記物をよく読みこんでいくと、昔のほうが珍しい名字が多い気がします。

ひょっとしたら、後世になるにつれて、稀少姓は代数が続かなかったり、または一般的な名字に改名した場合もあるのかもしれません。

 

職業に由来する名字

職業に由来する名字もあります、例えば一般的な名字では「服部」「海部」「卜部」「大蔵」「犬飼」「鵜飼」など仕事をしていたものに由来するものですが、「忌部」「土部」「出納」など珍しい名字もあります。

また、公的機関からとったものもあります「問註所」「政所」「田所」「公文」など

これらはいつ名乗ったかが不明な場合もありますが、逆に名字の由来ははっきりしていますので、そちらの調査をしてみるのもいいかもしれません。

 

お殿様から頂いた名字

お殿様から頂いた名字というのもあります。

●鬼=豊臣秀吉から授かったという名字。

●薬袋=武田信玄に由来のある名字。

●風呂=源義経に由来のある名字。

●日本=薩摩のお殿様から授かったとされる名字。

これらはお殿様から頂いたという名誉なことですのである程度由来が伝わっていることも多いのではないでしょうか?

 

藤に関する名字

藤といえば「藤原氏」

国名に「藤」をつけたバージョンの加藤、近藤、江藤、伊藤

職業名に「藤」をつけたバージョン斉藤、佐藤、衛藤、兵藤

因みに「●トウ」と読むのが藤原氏の系統で「ふじ」と呼ぶ場合は違うようです「藤田」「藤井」など。

藤がつく名字でも少ない名字があります「瀧藤=たきとう」「湯藤=ゆとう」など、この場合はこの近くの地名と藤を重ねたのかもしれませんが、自家に伝承が無い場合は同姓の方に確認をする方法が有効です。

 

明治新姓の時に出来た名字

明治新姓の時に新しく名字を作った場合は特徴的な名字もあります。

●野菜や魚の名前を名字にした。

●商家で自分の屋号を名字にした。

●僧侶が新しく名字を作成した。

※広島県三次市出身でプロ野球の梵英心選手の実家は浄土真宗のお寺です。

お寺の名前は「行山 専法寺」です。

 

明治新姓の場合は明治時代の話になりますので、まだ伝承が伝わっていることもあるかもしれません、祖父母や親戚の方に確認すると案外名字の由来が分かると思います。

 

まとめ

①名字の由来は地名が多く稀少姓の場合は調べる価値がある。

②調べる時は小字まで調べた方がいいので角川地名大辞典の小字を確認する。

③江戸時代の地誌や軍記物に記載されている可能性もあるので先祖の住んでいた場所のものは確認する。

④地名由来以外の場合は何かしらの伝承があるかもしれないので、祖父母や親戚に聞いてみる。


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