お墓は一箇所しかないと思っていませんか?

先祖探しのなかでも情報が沢山詰まっているのはお墓になります。

自家のお墓の場合はどこにあるか分りますが、自家以外の遠戚の場合は不明な場合が多いです。

 

遠戚の家に訪問してお墓の場所を確認する場合は、必ず全てのお墓の場所を確認しましょう。

当主もお墓=最近のお墓という認識で別の場所になるお墓に関しては説明しない場合もあります。

当主には「お墓はここだけしかないでしょうか?、旧墓や旧旧墓などありませんか?」と確認する事が必須です。

 

現在私達が一般的にお墓参りをしている墓は共同墓地の中かお寺の中にあると思います。

しかし、共同墓地になったのは明治の中頃だと言われています。

村の場合は、家の裏山や田圃の隣などに家ごとに建てられているケースが多いと思われます。

 

現在の当主に質問した場合 お墓=現在のお墓 という認識で1つのお墓しか教えて頂けない場合があります。

 

現在のお墓に関しては亡くなった方も明治以降の方ですので、戸籍情報ですでに判明しています。

それよりも、旧墓でも江戸時代以前の情報を得ることが重要ですので、当主の方には「古いお墓はありませんか」「山の中にある旧墓はありませんか」というように確認をされたほうが良いです。

 

村における江戸時代の旧墓の場所としては、一般的には家の裏山 田圃の一区画 全く違う場所 などがあります。

 

私の例では、当主に確認して新しいお墓を教えて頂きました。

その時はこのお墓しかないものだろうと思っておりましたが、その時に古いお墓ありませんか?と確認したら、「家の裏山にある」ということで、教えて頂きました。

 

このように家の裏山にありました、このお墓に重要な情報が詰まっておりました。

 

お墓1つ1つ丁寧に調べると、戸籍で判明していた名前だけしか分らない先祖のお墓でしたので、戒名や没年、妻の情報などが判明。

このように、戸籍以上に遡れる情報が沢山あります。

 

ここで、安心しましたが、数年後に位牌を確認すると、これよりも更に古い先祖が沢山いることが判明!!

中には1700年代の先祖も記載されていましたが、このお墓にはありませんでした。

そこで、再度伺い確認すると「あ~それは旧旧墓のことだな、全然違う川向こうにある」

ということでした、足が不自由な方でしたので、一緒に行けなかったのですが、当主の奥様に場所を確認させて頂き一緒に同伴させてもらいました。

 

それが、こちらの写真になります、お墓参りもあまりされていない感じをうけましたが、ここにある情報から1700年代のご先祖様の情報が発見できました。

 

また、位牌では夫の戒名しか判明していない情報が、お墓には妻の戒名も彫っていたために判明したこともありました。

このように旧旧墓もあるというケースも稀ですがあります。

 





別の例では全く違う場所に1つポツンとあるケースもありました。

このように多くの墓がある墓所

 

しかしこの1基は全く違う場所にあった。

 

この墓を管理している方に確認すると1つだけ、全く違う別の場所にあるとのことで、一緒に同伴して頂き発見出来ました。

※この家は断絶していますが、現在ここに住んでいる方が、墓守をされています。

 

 

こちらも同様に、共同墓地ではなく、1つだけ、全然違う場所に存在しているお墓。

 

伝承を聞くと、我が家は明治時代に●●村から当村に引っ越してきたが、戦後いつのころだったか、役場の方が来られて、「このお墓は、あなたの家のお墓だと分ったので、こちらに移動をする」と言われ、墓が移動されたとの事でした。

 

誰の墓なのか?何故お墓を移動することができたのか?全く不明ですが、しっかりと供養されています。

菩提寺が不明な為、戒名からの調査が出来ませんが、岩助と記載されておりました。

 

 

 

この画像は同じ墓所ですが、家が断絶した為にこのような状態になりました、画像左の状態の場合はお墓の場所も確認できますが、右の画像のようになると、発見することも困難になります。

 

このように、共同墓地以前のお墓の調査には遠戚の協力が必須になります。

遠戚の家が断絶した場合にはお墓が存在していても発見出来ないことも考えられますが、隣の家の方などに事情を説明して、家の裏などに無いかを確認することも必ずして下さい、墓守をしている場合もあります。

 

では共同墓地の新墓には、全く情報が無いので調査不要なのか?といえばそうではありません、旧墓にはなく新墓には多くある情報があります。

 

それは家紋です。

江戸時代のお墓には家紋が彫られているケースは稀ですので、家紋を調べる場合は新墓を確認します。

 

この様に昔のお墓には家紋が無い場合がありますが、新墓には家紋が彫られていますので、この部分だけをアップして

画像として保管しておきましょう。

 

このように、お墓の場所も1つだけでないので、1つ1つの家で確実に調査を実施することをお勧めします。

 

【まとめ】

●お墓は1箇所だけでは無い場合もある。

●明治中期以降の共同墓地、それ以前で家の裏山にある旧墓。

●更に旧家の場合は旧墓より古い墓所がある。

●家がまだある場合に発見できるが、断絶している場合は草木で隠れてしまう場合もある。