先祖は1系統だけではない

先祖探しを始めるとまず1系統調査をすると思います。

どの系統をするかは、人それぞれでしょう。

一般的には自分の名字を遡っていくのがオーソドックスですが、母方にこだわりがある、配偶者の系統で気になることがある場合もあるかもしれません。

 

どの系統でも問題ありません。

しかし、先祖が1系統のみの場合はその到着地点も限界があります。

 

資料や伝承が多くそろっている家、数百年その地域におり尚且つ、庄屋などの場合は古文書も残っている場合があるので、このような場合は、その1つの系統をじっくり調査するのもいいかもしれません。

 

しかし、大半の家系は明治19年戸籍で記載がある1800年代初期が限界、もう少し位牌やお墓がある家でも1700年代中頃までではないでしょうか?

 

確かに1700年代中頃になれば今から約200年前になり、世代でも7~8世代前までは遡れますので大変古いご先祖様を発見したことになります。

 

しかし、自分という人間を作っているのは1系のみではありません。

 

1世代遡ることに二乗で増えていくのがご先祖様です。

そこで、すべての先祖を探してみませんか?

 

先祖探し:自家ではなく直系尊属全ての家を調べてみませんか?

 

多系統調査について

まず、多系統当社のメリット。

①先祖探しの知見が増えてそのノウハウが自分の一番調べたい先祖のノウハウになる。

②自分の性格や体格、または顔つきや嗜好がそっくりな先祖に会える場合がある。

③先祖の中には面白いエピソードをもっている方も必ずいるので、興味深い。

④自分は1人ではなく膨大な先祖の中で誕生したことがわかる。

⑤どこかの系統のなかには地元の国衆や大名の家系につながることもある。

 

①先祖探しの知見が増えてそのノウハウが自分の一番調べたい先祖のノウハウになる。

1系統だけでは、戸籍も多くて6~7枚ほどで明治19年戸籍までいく方が大半です。

その中では一般的な記載しかない場合も多いです。

しかし、すべての系統を調べていくと、不思議な記載のある戸籍も発見します。

 

このような記載のある戸籍も多くの先祖を探す中で発見。

他にも、

●族称の塗抹漏れの戸籍を発見。

●両親の子供ができたときの年齢がおかしい(あまりにも子供も生んだ時期が高齢など)

●戸籍よれば名前の表記が違う場合もある。

多くの戸籍を確認することで、1つの系統では知りえなかった事例も多く発見できます。

これらが、先祖探しのノウハウとなり、結果的に自分が一番調べたい先祖探しの知見が増えます。

 

②自分の性格や体格、または顔つきや嗜好がそっくりな先祖に会える場合がある。

自分の性格って誰に似ていますか?

父親?母親?ひょっとしたら、さらに、遡った先祖の中にあるかもしれません。

●両親ともに酒が飲めないのに自分が飲める、先祖探しをしたら、母の母の父が大酒のみであった。

●絵を描く才能があるが、父の母の母が昔から絵が上手かった

●兄弟はみな糖尿病である、両親もであるが、自分だけ違う、同じものを食べて成長したのに、●●系統は誰も糖尿病ではない。

など。

 

顔つきや嗜好になると、はっきりしたことは言えませんが、私の場合は、多くの遠戚の家を訪ねた時に、「あんたはうちの●●さんにそっくりだね」と言われたことは数え切れません。

 

私はその方を知りませんが、先方の方々は皆でそのように言うので、そうなんだな~~と思ったことも多いです。

 

③先祖の中には面白いエピソードをもっている方も必ずいるので、興味深い。

先祖探しの醍醐味は個人1人1人のエピソードを探すことと言っても過言ではありません。

よくあるケースでは。

●大酒のみで身上潰した。

●賭け事が過ぎて、家は借金だらけだった。

●女癖が悪くて、いろんな問題を起こした。

これらも含めての先祖です。

 

他には、

●江戸時代には村を取り仕切っており、ある事件が起こった時には身を挺してお上に意見具申した。

●いつも柔和な先祖であったが、村の一大事が起こった時には、人格が変わったようになった。

●ものを散らかしており、やりっぱなしにする人物であった。

など。

 

このようなエピソードも1系統だけでは出てきませんが、多系統を調べることで発見して親近感を持つこともあります。

逆に嫌なことを聞くこともありますが、先祖がすべて聖人君子ではありません、このような先祖を半面教師にすることで自分が同じようなことをしないようにすることもできます。

 

④自分は1人ではなく膨大な先祖の中で誕生したことがわかる。

直系尊属の先祖を1つ1つはめ込んでいくと、この1人でもいなかったら自分が存在していないことに気づきます。

それを改めて認識することで、命の尊さや先祖に対する感謝の気持ちも出てきます。

 

 

このような中でなぜか気になる家系があるものです。

母の母の父の母の系統に興味深いエピソードがあり、いつしかこの家系の調査を多くしていたなど。


⑤どこかの系統のなかには地元の国衆や大名の家系につながることもある。

先祖は2の二乗で増加していきます。

鎌倉時代までさかのぼれば1億人に達します、がしかし、当然そんなことはなく、共通の先祖が多いということが分かります。

直近でも祖父母や曽祖父母がいとこで結婚していたという例はごく普通にあります。

 

そして、江戸時代の飢饉や災害の中では貧しい家は命を繋ぐことが難しかった場合も多いです。

家が絶えた場合はその土地に別の家系がきます、その家系とは裕福な家の次男や三男系統が分家という形で土地を継承します。

 

次男や三男の系統ですので、一般的な家ですが、その家系は裕福な家とつながります。

 

当時裕福な家といえば、庄屋や組頭など、村での上流階級に位置する家が多いと思われます。

そして、当時庄屋などの役をやっていたとなると、さらに遡れば、戦国時代にこの地域の地侍や国衆の場合も多いです。

 

 

つまり、全系統を遡ることで、戦国時代に国衆だった家柄がいるかもしれません。

国衆→江戸時代に帰農して庄屋→分家して家の初代になる。

 

このようなことはどの家にも大なり小なりあるのではないでしょうか?

そもそもみな最終的には皇族の子孫につながっていると考えます、ただし、それは証明できませんが。

 

みんな皇族の子孫?

 

どこかの系統で庄屋をしていた家などがあれば村方文書が残っている可能性もありますので、教育委員会、公民館、郷土史家、地区の自治会長などにこのような文書が残っていないか確認することが重要です。

 

たとえ、文書がなくても、「●●のような資料があるが必要か?」と聞かれることもあります。

即必要ですと回答してください。

実際に現地に行き必要かの判断をすればいいのですから。

 

こうなってくると、自分の先祖が関わったことが日本の歴史に影響を与えたことにもなり、地域の歴史にも興味が出てきます。

例えば、

戦国時代にこの地域の国衆であった、ある時隣国の戦国大名が攻め込んできた、先祖である国衆は獅子奮迅の戦いでこの戦に大勝。

一方攻め込んだ戦国大名はこの戦がもとで没落。

それが、大きな時代の流れで別の勢力に飲み込まれ結果、当家の大名も従属せざるを得なくなった。

そのような事もあり、先祖の国衆は帰農した。

江戸時代はこの地域の大庄屋として近隣16村を取り仕切っていた家となる。

明治初期にはこの地域の戸長となり現在に至る。

 

などです、戦国大名、大勝した戦について、国衆の詳細、近隣16村の詳しい事柄。

数えきれません。

 

そんな時には市町村史の購入は必須です。

自宅で何度も読み直しましょう。

 

 

また、地名が詳細な地名大辞典も先祖の県を購入しておくこともいいと思います。

 

参考図書:日本歴史地名大系

 

参考図書:角川地名大辞典

 

【まとめ】

●自分の調べたい先祖だけでは多くの知見を得られないので多系統の先祖探しをしてみる。

●緒系尊属であるが、知らない系統の中に自分の体格や性格、嗜好が似ている方が必ずいる。

●先祖探しをしている過程で実は戦国時代には国衆、地侍だったという家にあたることもある。

公開日2021/03/28

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