先祖探しと言えば定年退職した男性が、時間が出来たのでやって見ようかなという感じで始められるケースが多かったように感じます。

 

当然10代から始められている方は早く始められているのでとても素晴らしいことですし、発見できる先祖も多くなると思います。

ここでは、興味があるがまだ実施されていない方の背中を押す為に応援記事として書きます。

 

さて確かに、先祖を探すのには時間がかかります。

●役場や法務局に行き書類を入手する。

●図書館に行き資料を確認する。

●遠戚のお宅に伺い位牌、過去帳、お墓などを確認させていただく。

 

また、本気で調べようとすれば費用もかかります。

●戸籍謄本代。

●現地に行く交通費。

●遠戚、お寺へのご香典代。

 

しかし、若い頃には難しくハードルが高かった事も年を取れば男女問わず、人生の経験がそれをカバーするようになってきます。

 

例えば、会社などでの社会経験が長ければ、取引先等の商談、クレーム対応、上司へのアプローチなどで対人対応能力が上がっています、当然若い方よりも対人対応能力は格段に向上しているでしょう。

※新入社員の時と今の状況を鑑みれば分かると思います。

そうなると、役場、法務局、教育委員会などでのやり取りも案外スムーズにいけることもあります。

 

また、50代になれば、自分の生活習慣、生活リズムも均一化されてきますし、子どもがいればそれなりに大きくなっており手が離れていることも多いのでは無いでしょうか?

 

金銭的な問題も10代~20代に比べればいくぶん余裕もあると思います。

 

ということで、先祖探しを興味があり、初めてするがまだ手を出していないというのであれば個人的にはそれは50代以降もありと考えています。

 

現代社会の場合、定年退職は65才が一般的になりつつあります、将来は70才時代も到来する可能性が高いでしょう。

 

70代になってから本格的にやるのも問題ありませんが、逆に体力、気力も急激に衰えることを考えると、体力気力がある50代からゆっくり開始するのも1つの方法では無いかと思います。

 

人生100年時代です50代からやっても50年も出来るライフワークになります。

 

 

では、年を取ってからの先祖探しのメリットをあげていきましょう。

 

【1つ目】

●先祖を通じて生きた証を子や孫に伝えられる。

まずはこれに限ります!!

自分が先祖のことを調べて、そのエピソードなどを記していきます、例え戒名と没年しか分からない先祖でも構いません。

 

ぼんやり、「江戸時代にも先祖がいたな」と思うのか。

「延宝七年(1679)十月十五日没の道徹禅定門という人物が分かる範囲で一番古い先祖、このご先祖様が生まれた頃はまだ江戸時代も初期で徳川家康も生きていたかもしれない時代だ」と思うかで先祖に対する認識が違ってきます。

 

名前(戒名、法名含む)とはそれだけ大きなものです、それは個人を認識する最小単位でもあるからです。

 

また、その名前を子孫が覚えているということは家の歴史の中では生き続けていることになります。

 

永六輔氏の言葉に

人は二度死ぬ

一度目は生物的に死ぬ時

二度目はその方の事を知っている方が一人もいなくなった時

人は本当に死んだと言えよう

とあります。

 

なぜ家系を調べるのか?

 

二度目はその方の事を知っている方が一人もいなくなった時

人は本当に死んだと言えよう

これを逆から考えると、歴史の中に埋もれていた忘れ去られていた先祖を探し出して、記録して、子孫が知っている状態になった時に先祖が生き返った事になります。

 

そうなのです、先祖探しをして不明だった先祖を探しあて、後世の子孫に残すことが出来れば、それは子孫の記憶のなかで生き続けることになります。

 

逆に、大げさに言えば「埋もれた先祖を見つけ出し、子孫が知っている状態にするのが先祖探しであり、それが我々の使命」だと思います。

 

 

また、ここでの子孫とは自分の子どもや孫のことだけはありません、子どものいない方の場合は甥や姪の場合もあります。

甥や姪がいない場合でも遠戚の子孫に託することも可能です。

 

先祖探しをすることを通じて、自分の存在意義を示すことにもなり結果、存在価値を高めることもでき、自尊感情が高められます。

 

 

【自尊感情】先祖探しは自己肯定感を向上させる【精神安定】

 

若い頃から先祖探しをしても全く問題ありませんが、人生を50年以上過ごして、酸いも甘いも経験した方からの視点で先祖を俯瞰してみるとまた違った側面がみられると思います。

孫がいればなおさらでしょう。

 

【2つ目】

●資料探し、他者との交渉やアプローチ、執筆で頭の訓練が出来る。

50代以降になると、そこまで人生に大きな変化が伴わなくなってきます。

若い頃は日々新しいことが降りかかってきても経験が無いために、1つ1つの事に対して時間もかかり手間も掛かります。

子育ての最中でしたらなおさら、困難な状態と思われます。

 

そのような時には、心に余裕も無く、なかなか新しいことにチャレンジすることも難しい状況かもしれません。

 

しかし、50代になれば、仕事も30年間の培った経験がものを言いますし、「このミッションは人生で一回もやったこと無い新しい概念で取り組まないといけない」、というのも少ないでしょう。

 

子育ても一段落して、ひょっとしたら子ども達もそろそろ学校も卒業するころではないでしょうか?

 

そうなってくると、人生は毎日が同じ日々の繰り返しになります。

趣味があれば、それに打ち込むことで人生を謳歌できます。

しかし、趣味もなく休日は特にすることが無いという方の場合は、人生をもったいなく過ごしていることになります。



1度の人生なので、人生の後半にさしかかった50代で新しく先祖探しにチャレンジすることで、生活に張りがでて生き生きします。

 

例えば、先祖を探すという今まで自分の経験したことのないことにチャレンジすることになります。

①戸籍の入手。

戸籍・除籍謄本入手

 

②法務局での土地台帳の閲覧や複写など人生で一回も行くことが無い方が多いところに行ってみる。

旧土地台帳の調査

 

③図書館や文書館で資料を調査する。

④教育委員会などにメールをして確認してみる。

図書館 教育委員会 郷土史家について

 

⑤遠戚への手紙送付や実際に伺う。

遠戚へのアプローチ(手紙の書き方と伺い方)

 

⑥菩提寺へのアプローチ。

寺の過去帳について

 

⑦先祖探し仲間との情報共有。

先祖探しは仲間と一緒に!

 

戸籍の入手では明治時代の公文書を解読するということが出来ます。

法務局や教育委員会、文書館などは、ほとんどの方が人生で1回も関わりがないところだと思います。

遠戚や菩提寺など他者への交渉やアプローチも人生で実行することは無いでしょう。

 

これらの経験は得がたいものなので、このチャンスで経験するのも興味深いものと感じます。

 

そして、調べた資料をまとめて執筆し「由来書」として完成するにも、様々な工夫が必要になってきます。

 

子孫に分かりやすくするには文章だけでなく、家系図、図解、家の画像などを入れ込む、文書は出来るだけ平易にする。

などの工夫も必要になってきます。

 

上記のような事を通じて先祖に関わる資料を探していくこと、そしてそれらをまとめて執筆「由来書」にすることで、あなたの人生を輝かせてくれます。

 

【3つ目】

●お墓参り、先祖の住んでいたところのフィールドワークで体も動かし健康になる。

先祖探しをしていくと、ゆくゆくはその先祖の住んでいたところへ実際に行くことになります。

多くの方の先祖が町ではなく、田舎になると思います。

結果的に現地調査でフィールドワークになり体を動かすことになり、結果的に健康になります。

 

田舎の遠戚のお宅に伺う、お墓のある場所に行く。

しかしこれだけではもったいない、どうせなら、以下のことをお勧めします。

●村の全体感を体感する為に実際に村の範囲を歩いてみる。

●菩提寺、神社、山城などがあれば実際に行ってみる。

●川などあれば、確認して当時先祖が魚釣りをしていたのでは?と想像してみる。

●島や海岸線の村の場合は砂浜を歩いてみる。

 

動くことで、体が健康になるだけでなく、当時の事を想像して新鮮な空気を吸う、田舎の方の話しを聞いてみるなどをして心身共にリフレッシュできます。

 

特に中年になれば意識的に運動をしていない方は運動不足になりがちですし、仕事も体を使うよりも職位があがり責任感が増し判断と決断の連続のような仕事になります。

 

そこで、先祖の住んでいたなにもないような場所に行き、歩き行動して想いを馳せることも健康への第一歩です。

 

 

このように、もしも今特に趣味もなく、することが無い方には是非先祖探しをお勧めします。

そして、その先祖を探す時間が将来の子孫の為となれば、それは大きな投資となるでしょう。

 

 

【まとめ】

●先祖の生き様を由来書として子孫に伝えられ、子孫の自己肯定感の向上に役立つ。

●人生で一回も接点が無く終わる場所や人と関わることで自分のスキルが変わったり考え方が変わったりする。

●田舎の場所を歩くことで心身共にリフレッシュする。

 

そして、上記のことを通じて生き生きして若返る!!!

 

公開日2020/10/18