さて、明日から週末です。

この土日はどのような先祖探しをしますか?

 

 

沢山ありすぎて楽しいですね、全ては出来ないかもしれませんが、週末毎に行っていけばどうでしょうか?

 

●遠戚に手紙を出す

 

●先祖についてまとめる

 

●旧土地台帳請求

 

●先祖長生きランキング作成

 

●死因について調べる

 

●家系図の修正

 

●親に話しを聞きにいく

 

●家紋を調べてみる

 

●郷土史読みこむ

 

●子どもに先祖のことを話す

 

【遠戚に手紙を出す】

今まで調べた内容を検証して、遠戚に手紙を出してみてはどうでしょうか?

 

出すまでに至らずとも、手紙の推敲は出来ると思います。

 

手紙で最低でも以下の事は記載する必要があります。

 

●自分の身元の説明。

 

●何故先祖を探しているのか?

 

●手紙を出した家と自分との関係

※証拠などがあれば良い。

 

●当家における伝承など。

 

●今当家で分かっている相手先の家の伝承など。

 

もしもこの中でまだ確認していないところがあれば、調べてみるのも良いと思います。

 

特に当家における、相手先の伝承などは、大叔父や祖父母、叔父叔母に電話で確認して少しでも繋がりがあることを記載したいものです。

 

遠戚への手紙返信率を上げる3つの作戦

 

準備が出来れば、手紙を書きます。

 

概ねワードで3枚位になると思います。

 

【先祖についてまとめる】

先祖についてまとめるのもいいかもしれません。

 

1人1人の人物にスポットを浴びさせる作業が出来るのは子孫である私達です。

 

その場合はまずその先祖の人生がどのようなものだったかを確認しないといけません。

 

人生時系列の表を使用して「生から死」までをまずは調べてみるのも大切です。

人生時系列

その中には、子どもが生まれた、逆に亡くなった、娘が嫁いだ、孫が出来たことが有ると思います。

 

また、祖父や曽祖父の場合は戦争に行った方もいるでしょう。

 

軍歴証明書には詳細な記録がありますので、その記録を記載するのもいいと思います。

 

軍歴証明書からの調査

個人個人が作成できたら、今度は家毎で作成してもいいと思います。

 

そんな時には●●家詳細説明を使用していくと分かりやすいです。

●●家詳細説明【例】

 

 

資料作成していくと、まだ確認していないことも多く出て来ます。

 

●家紋

 

●屋号

 

●明治時代当時の住所

 

●先祖の戒名に漏れがある。

 

●先祖の1人の没年が不明であった。

 

●複雑な家系であったが、整理していくと理解出来た。

 

 

このような感じでまとめていけば、1つの大きな資料が完成します。

【旧土地台帳請求】

先祖が遠方で直接法務局に行けない場合は、旧土地台帳の請求をしてみるのもいいかもしれません。

 

先祖探しの猛者達は何十枚も請求を行いゲットしている方もいます。

 

また、既に請求が終わり自宅に沢山の旧土地台帳が有る場合は、それをまとめるのも大切な作業になってきます。

 

このくらい有ればまとめ甲斐もあります。

 

具体的なまとめとしては、先祖の所有した土地をエクセルで入力していき、一覧表にすることです。

旧土地台帳【土地所有表】

 

イメージとしてはこのような感じになります。

 

これは一例に過ぎませんが、この中から色々な情報を得られることも可能です。

 

●当主の土地所有がどの位あったのか?

 

●一族ではどの位あったのか?

 

●田ち畑の面積の比率は?

 

またコピー1枚1枚を確認していくと税金をどの位納めていたかも確認出来ます。

地目のところに、面積や税金の記載があります。

 

旧土地台帳から得られる情報

このように、旧土地台帳1つからでも先祖の家がどのような状態であったかを把握することが可能です。

 

時間がかかるかもしれませんが、その作業をしている時が至福の時です!!

【先祖長生きランキング作成】

「生から死まで」が判明している全ての直系尊属の長生きランキングを作成してみるのはどうでしょうか?

 

 

簡単です、エクセルに生年、没年を入力して享年を計算する。

 

後はフィルターをかけて降順にすれば一瞬にして長生きランキングが作成できます。

 

明治以降の戸籍に記載がある先祖が殆どですが、一部には位牌などに享年が記載されている場合もあります。

 

その場合は逆算して生年を判別します。

 

これも確認していくと、明治時代でも大往生した先祖もいれば、若くして亡くなった先祖もいます。

 

父方、母方全ての先祖を入力して平均値を取ることも可能です。

 

当家の平均寿命がどの位なのかを調べることも可能です。

 

※ただしこの場合,養父母は除き、血統で遡れる先祖で作成する必要があります。

 

【死因について調べる】

先祖長生きランキングが作成出来たら、今度はその先祖の死因について調べることも調査対象になってきます。

 

この場合は自分の祖父母や両親、叔父叔母へ確認をしないといけません。

 

また、自分の直系尊属ばかりでなく、戸籍に記載されている方も調べてみることも重要になってきます。

 

ガン、脳卒中、糖尿病、腎臓病、中風、高血圧、肝硬変、肝炎、など色々あると思います。

 

家系の中で同じような病気になっている事が分かれば、自分にも遺伝子レベルでは同じ体質ということが分かりますので、体調管理、規則正しい生活、食事制限、運動、睡眠などに注意出来る様になります。

 

なんせ、自分の先祖がそのサンプルです、テレビでやっている他人の事ではありませんので、リアルに感じられます。

 

私の先祖の場合判明している方で

●ガン1名

●肺気腫1名

●脳卒中3名

●中風1名

です。

 

私の先祖の死因は脳卒中関係が多いと分かっていますので、塩分控えめ、水分補給もしっかりと行う、運動して血液の循環をよくする。

などをした方がそのリスクを低減できます。

 

【家系図の修正】

戸籍の入手、遠戚への調査で位牌やお墓から新しい先祖が判明した、

 

という喜ばしい進展があったとして、実は家系図に反映していないケースも多いです。

 

まあ、判明したからその内やろうかな~~

というケースです。

確かに判明していますので、その内やってもいいですが、遠戚に伺った時に質問の中で古老から家系の話で戸籍と違う場合もあります。

 

●祖父は戸籍では高祖父母の子どもになっているが、実は高祖父母の長男の子ども。

 

●実はとある事情で入籍しておらず、祖母は高祖父母の子どもになっている。

 

など戦前の戸籍では良く有ります。

 

現在まだ遠戚の古老が生きており、そのような情報を得ているのであれば、すぐにでも家系図を作成して、その旨を記載しておいたほうが良いです。

 

人の記憶ほどあやふやなものはありません。

 

どうだったかな?と思った時には既に古老が亡くなっているという事があります。

 

記憶が定かな時にエクセルなどで家系図を作成しておきましょう。

 

※その時には備考として「●●様の話によれば祖父●●は実の父は●●である、理由は~~~」と記載しておくと良いです。

 

【親に話しを聞きにいく】

一緒に住んでいる場合はすぐにでも可能ですし、近所に住んでいる場合も行ってみましょう。

 

日常生活で先祖の話を聞いていることはあるかも知れません。

 

しかし、細かな話を聞くと新たな発見があります。

 

具体的には以下の事が上げられます、この中で必要と思う事を聞いてみましょう。

 

祖父母や曽祖父母が健在ならもっと情報が集まります。

 

この情報がやがて子孫にはかけがえの無い貴重な情報になります。

 

質問表

あなたの名前は誰が付けたものですか?

 

あなたの名前のいわれを知っていますか?

 

いつ、どこで生まれましたか?

 

あなたの家族はどうしてそこに住むようになったのですか?

 

親の仕事、祖父の仕事、先祖の仕事は何でしたか?

 

そこにはあなたの親戚も住んでいましたか?

 

家の間取りはどうなっていましたか? 書いて下さい。

 

家の周りには何がありましたか? 書いて下さい。

 

電気はありましたか? 電話はいつ引かれましたか?

 

家の中に、何か印象に残っているものはありましたか?

 

家でペットは飼っていましたか? ペットの名前は何といいましたか?

 

家族の性格を教えてください。

 

家族の身体的な特徴を教えてください。

 

家族は何かを信仰していましたか?

 

家に代々伝わる物はありましたか?

 

ご先祖の死因を知っていますか?

 

あなたの子供時代の最初の記憶は何ですか?

 

子供の頃、どのような遊びをしましたか?

 

あなたの好きなおもちゃは何ですか? どうしてそれが好きだったのですか?

 

子供の頃の楽しみは何でしたか?

 

子供の頃に辛かったことは何ですか?

 

あなたのヒーローは誰でしたか?

 

家の手伝いはしましたか? 一番嫌だった手伝いは何ですか?

 

夕食は家族全員で食べましたか?

 

誰が料理して、どんなものをよく食べましたか?

 

家族からレシピは教えられましたか?

 

好きだった食べ物は何ですか?

 

休日に家族で出かけることはありましたか? どこに出かけましたか?

 

家族で旅行をしたことはありますか? 一番思い出に残っている旅はどんな旅行ですか?

 

お小遣いはいくらもらっていましたか? そのお金は何に使っていましたか?

 

子供の頃のあめ玉(ほかのお菓子でもいいです)の値段を覚えていますか?

 

あなたの好きだった学科と嫌いだった学科は何でしたか?

 

あなたの好きな先生は誰でしたか? その理由は?

 

どこの学校(小学校・中学校・高校・大学など)に通いましたか?

 

学校時代の一番の思い出は何ですか?

 

あなたが参加していたクラブ活動はありますか?

 

学生時代のあなたの友人は誰でしたか?

 

あなたの子度の頃と今の世界とではどこが違いますか?

 

両親から学んだことでもっとも価値があったと思うことは何ですか?

 

ご先祖について教えられたことはありますか?

 

苗字のいわれについて聞いて言いますか?

 

あなたの家では子供の名前の付け方に特徴がありましたか(男の子は全員〇雄など)?

 

あなたのご先祖や親戚に有名人はいましたか?

 

自分で入場料を払って最初に観た映画を覚えていますか?

 

好きだった俳優は誰ですか?

 

あなたが最初に買った車は何ですか?

 

10~20代に好きだった曲や音楽は何でしたか?

 

あなたに一番影響を与えた友人は誰ですか?

 

あなたが一番印象に残っている事件は何ですか?

 

あなたが一番感動した、あなた自身が体験した出来事は何ですか?

 

あなたが一番感動した本は何ですか?

 

あなたにもっとも親切だった人は誰ですか?

 

あなたが最初にデートした相手は誰ですか?

 

配偶者(あるいは恋人)といつ、どのようにして出会いましたか?

 

配偶者(あるいは恋人)とデートした場所はどこですか?

 

プロポーズしたのはどちらで、場所はどこでしたか?

 

いつ、どこで結婚しましたか?

 

あなたの結婚式の思い出はありますか?

 

あなたの配偶者はどんな人ですか? 配偶者のどんなところを尊敬していますか?

 

結婚を成功させる秘訣は何だと思いますか?

 

子供の名前はどのように決めましたか?

 

家族(配偶者・子供)と一緒に楽しんだ思い出は何ですか?

 

親としてもっとも誇りに思った瞬間は何ですか?

 

あなたの職業は何で、なぜその仕事を選んだのですか?

 

ほかになりたかった職業はありますか?

 

新聞に載ったことはありますか?

 

あなたがもっとも誇りに思っていることは何ですか?

 

あなたのことで人々に覚えていてもらいたいことは何ですか?

 

【家紋を調べてみる】

自家の家紋を知っていますか?

 

●家紋の形

 

●家紋の由来

 

●家紋の変遷

 

●母親には女紋がある(西日本の場合)

 

●家紋が複数ある

 

●本家と分家で家紋が違う

 

屋号 家紋について

 

珍し家紋の場合は何故このような家紋なのか?

 

いつからこの家紋を使用しているのか?

 

当家以外にもこの家紋を使用しているのか?

 

を確認してみるのもいいかもしれません。

 

沢山の本が出ています。

 

 

【郷土史読み込む】

土日の時間があるときに郷土史や市町村史を読み込むことも出来ます。

 

郷土史以外でも、先祖探しの本を読んでノウハウを吸収することも可能です。

 

参考図書:角川地名大辞典

参考図書:日本歴史地名大系

参考図書、参考文献

特に郷土史をじっくり読み込んでいくと、当時の情景がイメージ出来ます。

 

石高、飢饉、新田開発、一揆、寺の開基、戦国時代の戦、当時の領主

 

先祖の住んでいた地域の歴史を勉強することで、先祖のことがまた1つ詳しくなります。

 

【子どもに先祖のことを話す】

子どもや孫がいれば、自分が調べた資料を基に先祖の事を話してみるのもいいかもしれません。

 

●午後の一時にお茶をしながら話す。

 

●夕ご飯の時に話しをしみる。

 

畏まって話をするのではなく、雑談のような感じで話をしながら、少しでも先祖のことが次世代に繋げていければと思います。

 

子どもも一回では頭に入らなくても、度々両親や祖父母から同じ話聞いていれば、いつか記憶に残ると思います。

 

何回も話をすることが秘訣です。

 

【まとめ】

●遠戚に手紙を出す準備をしてみる。

 

●先祖についてまとめてみる。

 

●旧土地台帳請求の準備や既に取得している場合は、まとめてみる。

 

●先祖長生きランキング作成を行い、平均寿命を算出してみる。

 

●死因について調べることで、どのような体質なのか確認してみる。

 

●家系図の修正を行い、漏れがないか、正しい家系図か確認する。

 

●親に話しを聞きに行き、質問表から新しい事実を確認する。

 

●家紋を調べてみることにより、知識の深掘りを行う。

 

●郷土史読み込むことにより、先祖の地に詳しくなる。

 

●子どもに先祖のことを話すことにより、伝承を確実にする。

 

よい週末を!!

 

公開日2020/06/26

更新日2021/09/05

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