先祖探しを長年していると失敗も多くあります!!

失敗5選を報告しますので、皆様はこのような失敗を避けて頂ければ幸いです。

 

【失敗5選】

●戸籍の入手ミス

●手紙を出すのが送れて当主が死亡

●押しつけがましい応対で先方がひく

●感情的になり泥沼

●重要な事を聞かずに終了

 

【1選:戸籍の入手ミス】

戸籍入手は先祖探しの最初の一歩です。

しかし、これがまた難しいです。

なぜなら初心者の時はまず戸籍が読めません、正直何を書いてあるのか読み解くだけでも相当な労力が必要です。

戸籍・除籍謄本入手

先祖を遡っていくと、最終的には明治19年戸籍に行き着きます。

※戦災などで明治31年や大正4年の場合もあります。

 

この遡る一番古い戸籍の記載は今では使わない記載方法もあり戸惑います。

そのような中で、直系尊属を探していく作業は思ったよりも漏れを生じさせます。

 

例えば

●古いものだと思い込んで無いと信じて最初から請求しない。

●転籍をしており、元の転籍前の戸籍を請求していない。

●戸籍係からもうこれ以上は遡れませんと言われ本当は「あるのにな~」と思いつつ諦める。

●曽祖母が離婚をしており実家に戻った戸籍を確認したら、父(高祖父)が亡くなり戸主が曽祖母の戸籍取得漏れ。

※戸主となった曽祖母の戸籍(戸籍入手して約30年後に気付く)

 

自分のミスによる失敗はまだリカバリーできますが、戸籍係から「無い」と言われると厳しいものがあります。

役場の戸籍係の方も万能ではありません

 

しかし、それが実は大きな失敗であり、本当は存在しているのにもかかわらず諦めた為に取得出来ずに、1世代遡れることが可能なのに自ら止めてしまっては残念な結果となります。

 

●また戸主が兄の場合もその両親が隠居している場合もありますので確認は必須です。

 

【対策】

●戸籍は隅から隅までしっかり読み込む。

●これ以上は遡れないと思い込みは駄目、万が一あるかも知れないと思い請求をする。

●転籍の記載があると特に注意、転籍前の戸籍に重要な事実が隠されている場合もある。

●戸籍係から無いと言われても、鵜呑みにせず、無い根拠を示してもらう。

※廃棄などの場合は廃棄証明をもらう。

●兄が戸主の場合などもあるのでその場合は確実に請求を行う。

 

【2選:手紙を出すのが送れて当主が死亡】

これも良くありがちな失敗になります。

月日の経つのは早いものです。

手紙を書かないといけないな~と思いつつも、日常の忙しさにかまけて、まあもう少し時間が出来たら出そう、出そうと思っているうちに数年経過して結果的に当主が亡くなるという事例は何回も経験しております。

 

私の場合遠戚の方への手紙以外にも同姓の調査アンケートなども行っており、特に「夫は数年前に他界しました、生きていれば詳しかったのですが・・・」という返信や、「古い人間が亡くなり分かりません」という返信も頂いております。

 

 

これは同姓のアンケートですが、本当の遠戚でこの返事がきたらショックです。

当主がまだ生きておれば、お宅に訪問するハードルも低くなりますが亡くなったら高くなります。

子どもが跡を継いだ場合もかなり先祖のことをお聞きするのが難しくなります。

 

よって、手紙を出すのはとにかく早いほうがいいです。

しかし、最初から亡くなっているのが分かっていても諦めてはいけません。

奥様やお子様と直接お話をすると案外当家では知られていない情報が多くあったりします。

また、位牌や過去帳、お墓などの情報は当主が亡くなっても存在します。

 

手紙を出す当主が亡くなっているかも!でも大丈夫!

 

因みに、「よく分からない」や「夫が亡くなって」と返信されたら必ずお礼の電話をすることをお勧めします。

電話をしてよくよく確認すると、意外な情報を得るものです。

理由は簡単です、先方によっては当たり前の事や取るに足らない事でもこちらは非常に重要なことも多いからです。

 

迷惑なので止めて欲しいと返信されたら、大人しく引き下がりましょう。

 

【対策】

●とにかく早く出すことが一番の対策。

●当主が亡くなっているのが分かっている場合でも手紙を送ってみる。

●「よく分からない」や「夫が亡くなって」という返信がきても感謝の気持ちを伝える為に電話をする。

※案外重要な真実が発見できるかもしれない。

 

【3選:押しつけがましい応対で先方がひく】

先祖探しの最初の頃はどんどん先祖が判明していきテンションが上がっていきます。

そして、遠戚のお宅にいくこともありますが、ここでも奏功して良い結果になることもままあります。

そうなると、それが当たり前になり、見せて頂くことが簡単で当たり前に勘違いをします。

 

しかし、それはたまたまであり、簡単にいくほうが稀です。

 

本来であれば、謙虚に伺うことが重要です。

 

最初のころは経験不足もあり、また早く先祖の事を調べたいと思い、相手の事を考えなく、自分の都合を優先で行動しがちになります。

 

例えば

●先方の時間の都合を無視してこちらが伺いたい旨を伝え強引に伺おうとする。

※特に農家は田植え、稲刈り、盆正月は忙しいものです、またゴールデンウィークなどもこちらが休みで行こうとしても、先方も親戚が来たりしますので難しいです。

遠戚へのアプローチ(手紙の書き方と伺い方)

●知りたい情報を教えて欲しいと強引に聞き出そうとする。

その行為自身が謙虚さの欠如した行為になります、教えるか教えないかは先方の判断に委ねます。

 

●先方が年配の方でゆっくり行動しているのに、こちらがせっかちに早く行動しようとする。

こちらが「早く知りたい」という気持ちを抑えられないことは悟られないようにしましょう、それが態度に出たら良いことはありません。

 

【対策】

●情報を入手したいと早く気持ちを抑えて、先方の都合を鑑みながら、1つ1つ確認していく。

●聞きたいことを早く聞こうとする余り、横柄な態度にならないように注意する。

●情報を出すか出さないかは先方次第ということを心に刻んでおく。

 

押しつけがましい態度で良い結果になったことはありません、常に謙虚でいきましょう。


【4選:感情的になり泥沼】

私の経験をお話します。

 

先祖探しを初めて10年以上経過した時のことです、自分の直系尊属は既に調べ終わっており、文献調査や同姓調査などに軸足が移っておりました。

 

丁度、町の教育委員会に確認したところ、郷土史家を紹介して頂き、古文書からの推定家系図などのコピーを頂きました。

その郷土史家の紹介にて別の町に住んでいる同姓の方を紹介して頂きました。

 

ワクワクしながら、その同姓の家に伺い色々なお話をお聞きしました。

その中で、先方の家の方は家系図や由来書的なものを持っている事が判明。

 

しかし、

先方曰く、「自分は当家の情報は持っているが、あなたは情報を持っていないので私に与える物が無い」

更に「情報が無いのであなたに当家の情報を出すことは出来ない」

とどめは、「情報も持ってきたら私の家の情報も開示する」

と言われました。

 

最初はかなり困惑しました、その情報がそもそも無いので、同姓調査を行っているのですが、根本部分で難しい問題を突き詰められたので立つ瀬が無くなりました。

 

それでも、同姓に関する情報や他の歴史的情報を自分なりに調べて、まとめたものを数回手紙で送りました。

 

しかし、先方からの返事は「素人判断だ、たいした情報では無い」と一蹴されました。

流石の私もここまで言われると我慢出来なくなり、先方の返答に1つ1つ反論したところ「のぞき見趣味だ、もう二度と手紙を送るな」と返信がありました。

 

ここまで言われたのは最初で最後でしたので、非常に残念な気持ちになりましたが、最後に謝罪をして二度と連絡をしない旨を記載した手紙を送りました。

 

この時は私も感情的になり、後に引けない状態になっていました、今考えると、第3選の「押しつけがましい応対」をしていたのかも知れません。

 

情報を早く知りたい余りに、強引に聞こうとした態度がせっかちな行動になり、相手の時間軸で物事を考えられない状態だったと思います。

 

しかし、それを気付くのに10年以上経過しました。

 

急がないといけないが、急ぐと押しつけがましい応対になり、結果的に先方の気分を著しく損なう結果になる。

それが引き金となり、先方から不愉快な言葉を発せられたり、返信がきたりする。

 

先祖探しの中で一番大きな失敗でした。

 

この時の経験が後々生きております。

実例2【岩田家、植田家】

植田家ではまさかの門前払い。

 

【悲報】先祖探しでの出来事・・・

隣県の同姓の方に家系図を確認させて頂こうと思ったら、更に厳しいことを言われた経験もあります。

 

しかしこの時は感情的になりませんでした。

 

【対策】

●先祖探しは相手に確認することが当たり前、先方の対応が酷くてもこちらが感情的な態度を取ってはならない。

●話しが合わない場合や横柄な態度に苦慮する場合もあるが、自分が原因なのでは?と考えて一旦冷静に行動する。

●それでも、これ以上対応が困難と判断したら、諦めて手を引く事も肝要。

 

 

【第5選:重要な事を聞かずに終了】

先祖探しの目的の1つは1世代でも古い先祖を発見するという側面もあります。

 

そうなると、それに即した質問をすることになります。

親戚にお話を聞きに行く時の質問表

 

先祖探し、まずは両親の事を聞いてみましょう。

 

ここで重要なのは、先方を楽しくさせながら、自分に有益な情報を得ることです。

 

有益な情報とは先祖や先祖に関わる情報です。

 

●古文書や家系図があれば見せて頂く。

●分からないことはその場で確認する。

●重要な情報が得られていない可能性もあるので、質問の仕方を替えてみる。

 

 

私の例ではハガキを遠戚の方から頂き、推定7代前先祖が判明しました。

その方の紹介で本家に伺うことが出来て、更には本家の当主の依頼でお寺にて過去帳から先祖をピックアップして頂きました。

 

そこで、1700年代迄の先祖(推定)が判明して喜んでおりました。

当時頂いたハガキは紛失してしまいましたが、それでも「まあいいか、頂いたハガキよりも古い先祖も分かったし」と思っていました。

 

しかし、数年経ち、おかしいことに気付きました。

それは、本当に代数的に合うかです。

 

丁度その頃、本棚の裏からハガキが出てきました。

ボロボロになった姿で・・・

 

こんな姿で発見して既に解読不可能でした・・・・・

その当主も既に亡く、どうにもならない状態で非常に後悔した思い出があります。

 

お寺の過去帳を確認した時点で、再度分家の当主に確認しておけばと後悔もしなくて済みました。

 

痛恨の極みでした。

 

【対策】

●二度と会えないという気持ちで事前準備をしっかり行い確認する。

●何が重要な情報なのか?をメモしておき確認を忘れない。

●資料等で頂いた場合が厳重保管し疑問点はすぐに質問を行う。

 

このように、順風満帆で先祖探しができた訳ではありません、時には大失敗をしながらここまでやってきました。

しかし、無駄に失敗をしなくてもいいと思いますので上記の私の失敗談を確認して頂き、同じような失敗を起こさないようにして頂ければ幸いです。

 

【まとめ】

●戸籍の入手ミスが無いように確認を行う、不安であれば同じ趣味の第三者に見て貰う。

●手紙を出すのが送れて当主が死亡なんてことがないように即手紙を出す。

●押しつけがましい応対で先方がひくこともあるので、慎重な対応を実施。

●感情的になり泥沼化しても良いこと無いので冷静に進めていく。

●重要な事を聞かずに終了して後悔が無いように、事前準備は万全にして伺う。

2020/6/20公開