Googleブックスをしっていますか?
ウィキペディアでは以下の説明があります。
Google ブックス(英名:Google Books)とは、世界最大のインターネット企業Googleが、ポータルサイトGoogle内で提供している、書籍の全文検索サービスである。
書籍内の全文を対象に検索を行なうことができ、検索結果として表示された書籍の内容の一部(著作権切れの書籍であれば全ページ)が無料で表示される。検索・表示されるデータはGoogle社が紙製の書籍からスキャンしたもの。
著作権の保護期間が満了した書籍は、全文が公開されている。この場合 Googleブックスは電子図書館として機能する。これに対し、著作権保護期間が存続している書籍は、書籍の一部がプレビュー表示され、同時に書籍販売サイトへのリンクが表示される。この場合Googleブックスは広告・販売促進サイトとして機能する。
つまり、自分の先祖の名前を入力すると仮に書物に先祖の名前が記載されていたら、検索が可能になります。
グーグルブックス凄いです。https://t.co/FbRM80q6JN
自分の先祖の名前を検索すると、出てくる可能性があります。
明治時代以降のものが多いです、又農民よりも商人などがヒットしやすい傾向があります。
代議士などや何かの役をしていた先祖などはかなりの確率で検索ヒットされます。
— 先祖探し 悠久の時を越えて (@gosenzo2) June 9, 2020
まずはサイトにいきます。
https://books.google.co.jp/
いたって普通のサイト画面です。
ここで自分の先祖の名前を入力します。
活字化されたものになりますので、明治以降~現在の先祖になります。
入力する時には、「先祖の名前+地名」をいれたほうが検索されやすくなります。
検索して先祖の名前で恐らく自分の先祖だろうなということが判明したらそのサイトを開きます。
右上に歯車のアイコンがあるので、そこをクリックするとPDFファイルが出る場合があります。
それのPDFファイルをダウンロードすると、先祖の名前が記載された書物がゲットできます。
因みに、左上に「電子書籍・無料」もありますので、そこから読むことも可能です。
しかし、殆どがゲットできません!!
このように先祖の名前が記載されたものをPDFでゲット出来るのは稀なことだと思います。
大半がPDFのダウンロードが表示されません。
恐らく著作権の問題だと思います。
このように、PDFをダウンロードというものがないので読むことが出来ません。
当然、左上に「電子書籍・無料」もありません。
ここからが本番になります!!
先祖の名前が記載している本を確認する方法9選!!
①国会図書館図書館オンライン検索
デジタルコレクションで閲覧できればラッキーです。
②国立国会図書館サーチでも検索
では上記の帝国議会誌第9巻で検索します。
国立国会図書館オンラインのデジタルライブラリーでありました。
また、国立国会図書館サーチで、どこの図書館で「見る・借りる」ができるか分かります。
このように、図書館の一覧が表示されます。
③デジタル化されているけど自宅では見られない場合は、該当の図書館に閲覧しにいけばOKです。
※ただし、現在はコロナの関係で席を封鎖しているところが多い。
④デジタル化されておらず、国会図書館にはあるけれど、現在自宅からは閲覧出来る図書館が遠く閲覧出来ない場合。
国会図書館に遠隔複写サービスを申請する。
遠隔複写サービスをするには先に会員登録をする必要があります。
まずは会員登録をしてみましょう。
イ複写枚数
ロ発送事務手数料220円
ハ(イ+ハの消費税)
ニ送料
がかかります。
首都圏以外の方で国立国会図書館に行くことが出来ない方には是非やってみましょう!!
仮に①~③までで本が確認できない(国会図書館で確認できない)場合は、日本中の図書館を検索します。
⑤国会図書館サイトで検索し、県立図書館図書館レベルで所蔵館を探します。
このように日本全国の図書館を当たってみます。
⑥県立レベルでもっていない場合には、市町村や大学図書館も対象に調べます。
カーリルローカル(https://calil.jp/local/)
ウェブキャットプラス(http://webcatplus.nii.ac.jp/)
CiiNiiBooks(https://ci.nii.ac.jp/books/)
などを利用すると探しやすいと思います。
⑦市町村や大学の図書館で所蔵を確認出来たら、相互貸借可能かどうかを確認します。
可能なら依頼し、不可の場合は仕方ないので図書館まで見に行くか、その県に住む友人に頼む。
⑧日本中の図書館を検索しても見つからない場合には、日本の古本屋やヤフオク!など中古で売られていないか確認します。
背に腹は代えられないので売っていたら買うことも検討する。
⑨日本中の図書館にも古本屋にもどこにも存在が確認出来ない場合には、Googleブックスに情報を提供したアメリカの大学に何とかしてデータで送ってもらえないか依頼します。
エアメールで遠隔複写依頼
果たしてそんなことができるのか?
とりあえず依頼できないか、頑張って交渉する
(難易度めちゃ高いSS級)
因みに、このGoogleブックスのデータは殆どがアメリカの大学からのデータです。
さすが、世界のGoogleです。
先祖の名前が検索されるのはやはり活動的職種が多いです。
例えば、農民よりも商人、代議士などはかなりの確率でヒットすると思います。
本に記載されているような人物ですので、地域貢献した方や地元の有力者も該当するでしょう。
また、明治から大正という激動の時代で労働組合などの中央委員会で活躍した先祖がいれば案外ヒットするのではないでしょうか?
Googleブックスは先祖の名前を知る糸口に過ぎません。
実際の本の記載内容を確認することで、先祖がどのような人物であったかが分かります。
家の伝承とは全く違う先祖(祖父から高祖父あたり)の一面を垣間見ることが出来ます。
そこには、1つの時代を生きた先祖のイキイキとした人生が詰まっています!!
最近では自宅にいながら先祖探しができるようになりました。
是非Googleブックスから先祖探しをしてみましょう!!
【まとめ】
●Googleブックスから先祖の名前を検索する。
●検索できたら、PDF化しているものはダウンロードする。
●PDF化されていないものは、国立国会図書館などで検索をかける。
●近隣の場合は行って確認、遠方の場合は複写サービスをうける。
●国立国会図書館に無い場合も、地元の図書館にある場合があるので検索する。
公開日2020/06/13
更新日2021/08/09