なぜ家系を調査をするのか?と聞かれることがあります。

明確な理由を答えることはできませんが、色々あると思います。

皆さんもそれぞれの理由があると思います。

なぜ今、家系調査なのか?

 

私の場合は

小学生の頃に歴史が好きになり、教科書や自宅の蔵書に家系図があり非常に興味を持ちました。

特に戦国大名をみたら、殆どの系統が天皇家に繋がることに不思議さを覚えました。

そこで、自分の名字を調べてみると、やはり有名な氏族につながりやはり天皇家につながりました。

そこで、具体的に遡っていけば分かるのでは?と思ったのが最初の動機です。

当時の拙い考えで普通に遡れると思いましたが、それは一瞬にして不可能だと悟り挫折しました。

 

次に

祖父の死が原因です。

葬式やその後の法事、盆正月での親族の会話などを通じて、面白おかしく話をしていくうちに伝説の高祖父が私の中で大きな存在になりました。

私の高祖父の伝承は、全く違う村から「天秤棒」を担いで行商に来た時に村の娘といい関係になり気が付いたら子供ができていた。との話です。

もう少し成長して、その村の娘の家は現在では断絶、お墓のみがある、という事実が判明しました。

盆や正月に車で田舎から実家に帰る途中いつも父親から「どうもこのあたりから来たようであるが、詳しいことは分からない家には古い本があるんだけどな~」と何十回も聞かされた覚えたがあります。

 

皆さんのなかでも「親族の死」が最初の動機になった可能性が大きいのではないでしょうか?

●父親が亡くなった為色々と調べていたら、家の歴史に興味を持った。

●大好きだった祖父の死を通じて、自分の名字に興味を持って調べたら、親族に誰も詳しい方がいなくてショック、自分で探し始めた。

●祖母が亡くなって、生前に昔話のように話していたことが気になり、戸籍を調べたら判明し、もっと調べたくなった。

など

最初の動機で多いのは親族の死をきっかけに家の歴史を調べようとしたら、何もわからないので自分が調べるという場合です。

 

 

もう少し大きくなり、学生時代に古文書から本家の家を特定した時には、大きな感動を覚えました。

それは、高祖父へぐっと近づいた感覚です。

 

高祖父由来の古文書

本に出身地を記載していたおかげで、判明しましたが、このような古文書が家にあったのも、やはり家系に興味をもった一因だと思います。

※当家は分家の為、本来であれば本家にあるはずなのですが、曽祖父が所蔵しており、その曽祖父が亡くなる前に分家である当家過ごした為です、本家は火事になった為、もし本家にこの古文書があったら永遠に先祖のことは分かりませんでした。

 

皆さんの家でも、先祖伝来の古いもの(古文書、先祖の作成した物、先祖の使用していた物)に興味を持ってそこから家系調査に進む方もいらっしゃいます。

●古い古文書があり何を書いているか分からないが興味があり、そこからもっと深く先祖のことを知りたいと思った。

●先祖が作成した器具があり、当時の息吹を感じ、どのような生活をしていたのかに興味を持った。

●刀や鎧、若しくは調度品などが残っており、いつの時代のものか調べていくうちに、もっと調べたいと感じた。

 

 

そして、社会人になり結婚して子供ができた時に更に大きく気持ちの変化がありました。

それは、子供にしっかりと家の歴史を調べて残していこうと思った次第です。

自分の家系はすべて戸籍や現地調査で網羅しましたが、漏れがないか再度調査、更に妻の家系の戸籍のみではありますが取得して子供からの総家系図を作製しました。

 

皆さんのなかにも、子供が生まれたので家の歴史に興味が湧いて、調べていくうちに色々な発見があったという方も多いです。

●子供に「うちの家の歴史はどうなの?」と聞かれて答えられない、両親に聞いても「よく分からない」とのことなので自分で調査し始めた。

●夏休みの自由研究で子供が家の歴史を探して、自分が全く家の歴史を知らないことを悟り、そこから本格的に調べ始めた。

 

子供の質問が引き金になることも多いです。

 

また、子供ではなく、孫が生まれた、孫から質問されて答えられなく、本格的に調査を行い始めた。

という方もいます。

 

他にも、

自分には子どもがいないが、後世に調べて残したい(甥や姪に渡したい)との意思で調査をする方も多いです。

 

動機は様々ですが、共通することは、自家や自分自身に興味があり、そのアイデンティティーはどこにあるのか?を探す旅なのかもしれません。

 

全く子孫や縁戚もいない方も自分の生きた証拠を残す為に調査、製本して

日本自分史センター

に寄贈される方もいます。

 

自分が亡くなった時に、自分という人物が存在していた証を残しておきたい為に行っている行動なのかもしれません。

 

永六輔氏の言葉に

人は二度死ぬ

一度目は生物的に死ぬ時

二度目はその方の事を知っている方が一人もいなくなった時

人は本当に死んだと言えよう

とあります。

確かにその通りだと納得しました。

 

逆にいうと、

家系を調査して

それを記した書類を残し

出来れば画像としても残しておき

個人の詳細のエピソード(いいも悪いも)を記して

おけば子孫がいる限り永遠に自分とその先祖のことは忘れない、生き続けることになります。

子どもがいない方も傍系子孫に残していくことにより、自分という人物がこの世に確実にいたという記になります。

 

また、家系を調べていくと、それまで発見できなかった事にも出会えます。

●縁戚の方に会い、共通の特徴を見いだせる。

●親戚の少ない方は親族としての付き合い始める。

●古文書を読みたい為、勉強し始める。

●村の歴史、藩の歴史の勉強をしていくことにより、その地方の歴史が詳しくなってくる。

●お墓の形、戒名の特徴、位牌の形状などにも造詣が深くなる。

●これらのことをする上で様々な方との縁が深まり仕事以外でも人間関係に幅が広がってくる。

●同好の士と会えることができる可能性もある。

 

家系調査をする動機は様々だと思いますが、「自家や自分に興味があり、それを後世の子孫に残したい」というのが動機だと思います。

 

自分の子供は全く家系に関して興味を示しませんが、孫や曾孫の代の誰かが興味を持ってくれると信じています。

調査している時にも、「うちの家では家系に興味をもつ人間はいないが、そういえば祖父の弟が熱心に調べていたな~」という言葉を聞くことがあります。

今やっていることを「将来の興味を持つ子孫の為に今自分がやっている」という自負心を持ち、調査していきましょう。

 

【まとめ】

10~40代は今生きている古老の話を詳細に聞いてできるだけ古いものを纏めて後世に残す。

50代~は自分の調べたもの、および自分、両親、祖父母のエピソードを詳細に記録しておき、生没年、戒名だけではない人間味溢れる人物としての備忘録とし、後世に残す。

 

そして、周りに同じ趣味を持っていない方は、先祖探しの掲示板ツイッターで相談してみましょう!!!


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