参考図書:わたしの家系図物語

著者:渡辺宗貴

主な内容

第一講 1000年さかのぼる家系調査

●家系図の書き方

●戸籍・除籍謄本について知ろう

●戸籍・除籍謄本の取り寄せ方

●古い戸籍へとさかのぼる方法

●戸籍を読み解く基礎知識

第二講 戸籍以上のことを知るには

●「土地関連」の基礎資料を集めよう

●「苗字関連」の基礎資料を集めよう

第三講 先祖はどんな生活をしていた?

●先祖が住んだ土地の「市町村史」を調べよう

●「図書館レファレンス」を使いこなす

●著者や編集者に質問するのも「有」

第四講 お墓や菩提寺、家紋を調べよう

●同姓へのアンケートを調査しよう

●菩提寺への「過去帳」調査&墓石調査

●菩提寺・過去帳・戒名・墓石の知識

●「家紋」を知って、先祖のルーツを確定しよう

第五講 世界に一つしかない『自家の歴史書』

●家系調査をまとめて、歴史書を作ろう



 

【所感】

著者の渡辺さんは北海道の行政書士の方で、家系図作成を専門にされています。

今までの、先祖を調べる本と内容はほぼ一緒ですが、記述方法が画期的です。

家系図物語とあるように、物語で進められております、一人の女子高生(葛西美々)が偶然区民センターでの講座をうけるところから物語が始まります。

ストーリーが良く、どんどん引き込まれていきました。

また、普通は戸籍謄本などは参考で作成したものになりますが、渡辺さんの場合自分の戸籍謄本を載せており、リアリティー感があります、特に明治19年戸籍、明治31年戸籍の原本が載っており、当時の戸籍係の字の書き方や癖などもリアルに伝わりました。

基本戸籍が終わると、位牌やお墓の調査に移りますが、その前に、資料からの情報入手にも力をいれた記述になっています。

具体的には、『姓氏家系大辞典』『日本歴史地名体系』『市町村史』やグーグルマップや図書館レファレンスの方法など。

初心者ではどこから手をつけたらいいか分らないところも、丁寧な物語進行で理解しながら進んでいけます。

その後、セオリー通りのお手紙を書いて本家に行くという流れになります。

ただし、物語が北海道ですので、本家は本州青森県になります、ここだけみると壮大なストーリーになりますが、よくよく考えれば、都心部に祖父の代から住んでいる方とかでしたら、同じ状況ではないかと思います。

※現在東京に住んでいるが、祖父の実家は高知県だったなど。

そこで、本家の当主にお会いして、更に調査が進んでいく展開です。

最終的には、一族の歴史書を作成して終わる流れになっています。

家系図作成講座での流れを踏襲した感じですので、初心者の方が悩むところや、漏れてしまうところ、分らなくて中断してしまいそうなところを丁寧に物語として進行することで、心理的なハードルを下げています。

非常に読みやすく、分かり易く、尚且つ勉強になる、自家にあるといい一冊となっています。

家系図作成代行センター