参考図書:家系図をつくる

著者:町口充

 



主な内容

Ⅰ家系調査九十日間・・・・ルーツをたどる旅

序章:現代の「系図売り」?

家系調査のニュービジネス

第一章:ズブの素人が”ルーツ探し”に着手

●素人が家系を調べるには?

●ルーツ探しの三大ヒント

●自分のルーツ探しに挑戦

第二章:出身地・能登への旅

●「梅ノ木大納言」の伝説

●受念寺訪問

●山岳信仰の霊地、石動山

●受念寺過去帳の記述

●過去帳に潜むナゾ

第三章:図書館通いの日々

●家系調査は忍耐強さが必要

●「町口」とは通りの名だ!

●電話帳で「町口」姓の分布をしらべる

第四章:苗字に隠された意味

●苗字の本来の意味をたどれ!

●律令時代の「町」

●平安京ー新しい都市の成立

●町口地名は三つに絞れた

第五章:中世へのタイム・トラベル

●勧修寺家はどんな公家だったのか

●文献中の矛盾に遭遇

●勧修寺流町口家の家系

●京の荒廃と公家たちの地方下向

●勧修寺家の加賀下向

●冷泉家も同時期に能登に

第六章:”同姓の士”との出会い

●全国の町口さんから回答が届く

●各地域の共通点を探る

第七章:能登再訪

●故郷の語り部や景観が消えゆく中で

●墓石に刻まれた家紋は語る

●石動山と冷泉家、勧修寺家との接点

●受念寺に連なる系譜

第八章:ルーツへの旅の終着点

●受念寺過去帳の謎、解明へ

●ルーツをめぐる旅ーよみがえる物語

●京都逍遙


Ⅱ家系図づくり資料編

体験的ノウハウ ルーツ探しのコツ

1郷土探訪

●旅行プランの立て方

●戸籍謄本の取り方

●菩提寺の過去帳の見方

2文献調査術

●図書館の選び方

●図書館利用におけるミス防止法

●文献の探し方

3史料解読術

●古文書の読み方

●系図の見方

基本文献総覧

1ルーツ探しの基本バイブル

●自分の苗字の基本データが知りたいなら

●名家・名族の出なら系図集が便利

●地名を探すなら

●家紋を調べるには

●一般入門書から知識を得る

2個別姓氏の研究所・系譜書

●氏族史・家史

●地域別姓氏研究・紹介書

3同姓の分布調査に役立つ電話帳

4いつも手元に置いておきたいもの

 

【所感】

私が大学生の時に図書館で出会った運命的な本です。

著者が自分の家の家系調査をした時の内容を時系列で物語風に記述しており、その後の進展はどうなっていくのか!?と気になる1冊です。

実際に著者が進めて行く過程を段階を追って説明しているので、「この時にはこのような事が起きるんだな」という事例も詳細に記述しています。

私もこの本で役立ったところが沢山あり、また同様のことをやった経験も多いです。

具体的には

自分の先祖が出た村ではないか?という場所に手紙を書きました。

そうすると、実際に総本家の方から返信がきて喜んだ経験もあります。

 

更に、同姓の方に何十通と手紙を書きましたが、こちらも、返信があり、色んな情報を入手しました。

 

「家系調査は忍耐強さが必要」とありましたが、この文章を読んでいなかったら途中で諦めていたかもしれません。

実地ノウハウも満載ですので、本の通りに進んでいけばある程度の進展は出来るのではと思います。

 

こちらも30年以上前の本になりますので、電話帳の活用など現在ではそもそも載せないという家の増加で難しくなっている案件も若干あります。

過去の人物が多く関係が文章だけでは理解しにくいところがありました。

※著者の家は公家との関係を示唆されていますが、最終的に最初の登場人物と著者までの家系図(推測でも)があれば分かり易いと感じました。