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同姓の調査も重要になってきます。

先祖を調査のセオリーとして一通り行うと、江戸時代の中期が一つの壁になります。

過去帳や位牌に記載されている方が生まれたのが恐らく江戸初期位だと思いますが、通常この辺りが限界となってくると思われます。

 

これ以上になると、「家に家系図がある」「古文書に由来書があった」というケースですが、庶民の家ではなかなか無く、戦国時代にまで遡れることはごく稀なケースになってきます。

 

それを、無理矢理、同姓だからといってくっつけてしまう事が危険です。

 

しかし、同姓ということは、自分の家に伝わっていないような伝承もあるかもしれません、そのような伝承を細かく集めていくと、案外自家の伝承とも関連することがあるのでは無いでしょうか?

 

(例)

●我が家では代々えんどう豆を食べないなぜなら、大昔に戦があったときに先祖が、えんどう豆のつるで足を引っかけて討死したから。

●庭には松を受けない、戦の時に刀を振り上げた時に松に刺さり抜けなくなり、相手に刺された など。

●節分の時には●●を食べる。

●結婚した時には●●をする。

●亡くなった時には、このような風習がある。

●一族は大昔●●国からきたとの伝承がある。

など。

 

これらを調べる時には、手紙を書き返信用のハガキを同封する事によって、返信する確率が高まります。

最低限、先祖が住んでいた市や町村くらいは書いて見るのがいいと思います、軒数でいうと10~20軒くらいでしょうか?

 

同姓調査のアンケートをしてみましょう

 

もう少し、広域となると、その近隣の市町村になります、同姓が多い場合や少ない場合によって増減をしていけばいいと思います。

私の場合は県における発祥の地を起点に近隣の市町村150軒に手紙を書いたことがあります。

 




そうすると、

●先祖の発祥は●●郡●●町である。

●戦国時代の戦で落城してこの地にやってきた。

●江戸時代は地域の指導的な役割を担っていった。

●大昔は伊勢国から流れてきたとの言い伝えがある。

●大昔にここから●●町に行った家もある

●どうも、我が家は●●町の分家筋にあたるらしいが大昔に分かれたので詳細は不明。

 

これらを調べて行く内に、ヒントになる事も多いです、直接自家に関係ない事でも、知識として知っておけば、なにかの時に役立つと思われます。

 

例えば、

●お城の城主だった場合はその城の歴史、城主の変遷、城主の主君などの調査。

●落城の伝承があれば当時のこの辺りで行われた戦はないか?

●流れてくる前の本国の小字に自分の苗字と同じものはないか?

●指導的な役割をしていたとなると、近代の旧土地台帳ではどれくらいの土地を所有していたのか?

※分家が沢山できるだけの財力があったか

など調査範囲も広がってきます。

 

また、返信をして頂いた方には直接お礼の電話をすることが重要です。

手紙では書き切れていない事も案外お話して頂くこともあります。

 

先祖探しとは、このような地道な作業の繰り返しの中で、僅かな痕跡を見つける作業と言っても過言ではありません。

その作業をしている時に先祖の事を考え、推測することが実は幸せな時だと思います、

 

調べたことを由来書を作成する時に、自家ではないが、「同姓の中にはこのような言い伝えもある」「当家の伝承とこの部分は似ている」

という記載をしておき、伝えることも重要になってきます。

 

同姓他家の調査から自家を浮かび上がらせることもできるかもしれません。

まさに、先祖探しがライフワークであるということを物語っています。

 

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【まとめ】

●先祖探しで一通り自家についての調査が済んだら同姓の調査を行う。

●アンケート形式にして何かご存じ無いかを手紙で送付。

●封筒の中に葉書を同封しておけば返信率も高まる。

●返信されたらお礼の電話をする。