城データ
城名:槻木城(つぎきじょう)
別名:無し
標高:108m
比高:34m
築城年:戦国時代か
城主:不明(阿曽沼氏関連か)
場所:広島県広島市安芸区上瀬野
北緯:東経:34.418931/132.623473
攻城記
槻木城遠景。
瀬野川学園の隣の丘陵になる。
途中からの眺望。
前方の川向こうには伊屋城が見える。
城域にはすぐに行ける。
城域に到着。
先端からの眺望。
藪化もなく散策しやすい。
最奥部。
麓を望む。
位置関係
open-hinataより【槻木城】
細長い城なのが分かる。
余湖図【槻木城】
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
『芸藩通志』【槻木城】
城の概要
本城跡は,鉾取山(標高676m)山系から北へ派生する丘陵先端部に位置している。
最高所から北に向けて郭を配している。後には,堀切等の施設は見られず,尾根続きとなっている
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用
城の歴史
詳細不明、比高が100m以下の低丘陵上や尾根先端に築城されており、可耕地へ流入する河川を見下ろすころができ、水利権の掌握が推定される。
戦の城としての機能のほかにも、村落掌握の意味合いが強いのかもしれない。
所感
●事前の確認でも情報がなく、藪化されていると思っていたが、城域部は綺麗に管理されていた。
●可耕地部としては、中河原や荒谷がありこの地域を掌握していたと思われる。
●この地域は非常に城も多く、阿曽沼氏がしっかりと地域を掌握していたことが分かる。
関連URL
参考URL
参考文献
『広島市安芸区瀬野町・中野町所在 三ツ城跡発掘調査報告』
『日本城郭大系』13
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』
『広島県の地名』
『広島県地名大辞典』
『広島の中世城館を歩く』
『萩藩諸家系譜』
『毛利八箇国御時代分限帳』
『萩藩閥閲録』
公開日2024/02/23