城データ
城名:城名樋山城(きびなやまじょう)
別名:無し
標高:120m
比高:80m
築城年:古代?中世に改変された
城主:大穴持命?
場所:島根県雲南市木次町里方
北緯:東経:35.310613/132.901034
攻城記

駐車場にある看板
平安時代の山岳信仰の地でもあった

前方の山を登っていく


攻城開始

すぐに尾根筋に到達する

早速堀切が現れる


連続した堀切を進むと階段が出てくる

堀切がはっきり分かる

見通しは良い

本丸に到着

眼下






本丸から南西に降りていく


曲輪が連続している





笹が繁茂しているので行くなら冬がいい

本丸まで戻る
位置関係

三刀屋城からも近い、支城の1つか?
全国Q地図より【城名樋山城】

余湖図【城名樋山城】

当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
城の概要
地形図に妙見山と記される山の全体に広がっていると思われる古い城と、 南西部の丘陵端を四重の 堀切で区切った新しい城がある。
『出雲国風土記』 にある大穴持命の城 (き)は、里程・方角から、 この妙見山が有力候補地だが、 今後の研究のことを配慮するなら、少なくとも古い方の城に対する保 存の配慮が必要である。
『島根県中近世城館跡分布調査報告書 第二集 出雲、隠岐の城館跡』より引用
【城の特徴】
城名樋山城跡はその立地から、三刀屋町側の展望が非常に良い。
そのため南方からの軍勢の動きなどが見渡せる好位置にある。
背後は妙見山から続く尾根のため、こ れを厳重に遮断するため四重もの堀切を設けているが、ここまで堀切の間を空けずに連続させたものは数が少ない。
石垣や枡形虎口などはないが、非常に曲輪の削平状況も良く、連続堀切や竪堀など見所も多い。
山頂から西側の曲輪は樹木が全て伐採されているのでササの繁茂がひどいが、公園化されているものの遺構の大きな改変がないことも良い。
石垣や枡形虎口などはないが、非常に 曲輪の削平状況も良く、連続堀切や竪堀など見所も多い。 (高屋茂男)
『出雲の山城』より一部引用
城の歴史
古代から城らしきものがあったらしいが詳細不明、平安時代には山岳信仰もあり何かしらの建物があったか?
本格的な改変は戦国時代になってから、三刀屋氏に関係ある城の可能性もある。
所感
●リサイクルセンターへ向かって進むと城に続く分岐の道があり進むと駐車場に到着
※道は草が繁茂している
●見どころは4重堀切でしっかりと残っている
●本丸から南西にかけての曲輪もしっかり残っており、尚且つ眺望もよく当時の情景も想像しやすい
関連URL
参考URL
参考文献
『日本城郭大系』11
『島根県中近世城館跡分布調査報告書 第二集 出雲、隠岐の城館跡』
『出雲の山城』ハーベスト出版
公開日2025/11/30





