城データ
城名:猪子山城
標高:60m
比高:10m
築城年:永禄年間(一五五八~七〇)
城主:別所弾正
場所:鳥取県鳥取市杉崎
北緯東経:35.463688/134.251978
攻城記
比高は10mあまりですぐに到着。
城域は広いが削平地が広がっている感じ。
藪化もされておらず、城内の行き来は比較的しやすい。
神社にある手水鉢であろうか?
土塁のようにも見える。
位置関係
余湖図
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
城の概要
妙見山城と同じ丘陵上の南西側の別尾根に位置している。
この尾根は、西側に若桜街道を見下ろす低丘陵でその先端に数カ所の郭群が広がる。
『鳥取県中世城館分布調査報告書第一集(因幡編)』より引用。
猪子山城は杉崎集落の裏山にあった城で、別所弾正の創建といわれている。
別所弾正はかつて山名氏の麾下であったが、永禄の頃には、橋本将監と力を合 わせ武田高信に味方し山名氏とたびたび戦っている。
しかし、その後のことはよくわからない。 山頂には長さ二四・二m×横二三・四mほどの平地のほか二つの平地がある。
また、稜線にも数多くの平地があり、東を大手としている。
『日本城郭大系14』より引用。
所感
●若桜街道を見下ろす場所に築かれており、街道の監視をする役割もあったと考えられる。
●隣には妙見山城もありこの狭い地域に城が2つあったことが分かる。
●猪子山の城主は近隣の深相寺に寺領として20石を与えている。
関連URL
参考URL
参考文献
『鳥取県中世城館分布調査報告書第一集(因幡編)』
『日本城郭大系14』
『鳥取県の地名』
公開日2021/04/03