城データ
城名:北尾山城
標高:41m
比高:40m
築城年:戦国時代か
城主:正木大膳
場所:鳥取県鳥取市足山
北緯東経:35.510024/134.184724
攻城記
麓から直登すると、すぐに削平地に出る。
削平地は多いが特段加工されている感じはしない。
本丸付近。
下を望む。
余湖図
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
城の概要
湖山池東側約1.5kmに位置する丘陵上に北東方向に郭が数カ所存在する。
また、北西方向の細長い郭には多くの割石が見られる。
『鳥取県中世城館分布調査報告書第一集(因幡編)』より
位置関係
城の歴史
特段の記載はないが、絵図に「出城」と記載されているのが北尾山城ではないか?
布施天神山城で戦いがあった場合は徳吉城や新山城とその防衛にあたったものと思われる。
所感
●城の範囲は広いが特別に加工している感じはなく自然地形を応用している感じ。
●丁度天神山城の東に位置しており、東側からの来襲の備えの為に築城されたと考えられる。
●また、近隣の吉山城に鳥取城攻めの時に豊臣方が陣取ったとのことから、北尾山城も同様に豊臣方が陣取った可能性もある。
関連URL
本城。
豊臣秀吉の鳥取城攻めの時に吉山城と同じように陣取っていた可能性がある。
絵図にあった徳吉城で一緒に防備したものと考えられる。
参考URL
参考文献
『鳥取県の地名』
『鳥取県史 第2巻 中世』
『鳥取県中世城館分布調査報告書第一集(因幡編)』
公開日2021/03/28