城データ
城名:裏山城
標高:30m
比高:28m
築城年:戦国時代か
城主:山名氏関係
場所:鳥取県鳥取市湖山南町
北緯東経:35.512860/134.179132
攻城記
現在は湖山神社になっている。
城域。
削平地と堀切っぽい。
ここも曲輪跡だと推測。
湖山池方面、眺望は良い。
何かの石碑があったのだろう、この場所も曲輪の跡っぽい。
高低差もある。
奥まで進んでいる。
とにかく細長いのが特徴な山城である。
この石はなんであろうか?
余湖図
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
城の概要
布勢天神山城の北400mに位置している。曲輪は細長く尾根筋に配置している。
天神山城の支城で間違いないと思われ、南の布勢にある山王社裏山と3城で防御態勢の構築および、村の城としての性格を有している可能性も否定できない。
また、当時の湖山湖は水路で日本海にも繋がっているため、その商業的、軍事的な監視で建てられたとも考えられないか。
位置関係
天神山城を中心に南北に城を構えて防御態勢を構築している。
所感
●『鳥取県中世城館分布調査報告書第一集(因幡編)』にも記載されていない城
※ただし巻末の布勢天神山城の復元的研究(錦織勤)の中の図表に裏山城の記載あり。
●山王社裏山城も村の城の性格を有していたように、この裏山城も村の城で外部からの攻撃に対して一時避難をしていたのではないか。
●ただし、削平地は多く、また細長くあり、村城としてはしっかりとしている。
関連URL
山名氏の本城。
恐らく裏山城と一緒に支城の役割を果たしていたものと考えられる。
参考URL
参考文献
『鳥取県の地名』
『鳥取県中世城館分布調査報告書第一集(因幡編)』
公開日2021/03/21