はじめに
先祖探しで避けては通れないものがあります、それは古文書の解読です。
特にお寺の過去帳や宗門人別帳などではまず行書や草書になってきますので、読めない文字がでてきてせっかくの先祖を見落とすことにもなりかねません。
しかし、日常生活で使用することがありませんし、学校で勉強したこともありませんので、普通に生活していると一生関係ないまま生きてしまいます。
なので、勉強していかないといけない案件になってきます。
お勧めの書物
覚えておきたい古文書くずし字200選です。
古文書と言っても、文章を読むのではなく、自分の家の屋号と当主の名前になります。
勝右衛門
又兵衛
甚藏
太郎
清作
など下につく漢字をまずは勉強しましょう。
また、上につく字も自家の先祖の先祖はよくよく頭にたたき込んだほうがいいです。
藤右衛門
正一(正壱)
覚えておきたい古文書くずし字200選より引用
また、奈良文化財研究所が古文書の解読をサイトで公開しています。
まだ、全面的な解読までは行き着いてはいないようですが、今後AIの飛躍的な向上で解読される日がくるかもしれません。
しかし、当分の間は1つ1つ読んで行くしかありません。
また、公民館や文書館、文化センターでは古文書解読セミナーが開かれている場合もあります。
このような会に参加することにより、みんな解読の勉強をし仲間が増えていけば、困った時にも助けてくれるかもしれません。
少しでも読めるか読めないかで、過去帳や宗門人別帳の見える世界が全く違ってきますので、是非ともチャレンジしてみましょう!!
自家や親戚の家に古文書類が沢山ある場合は、本格的に勉強をして読めるようになると、先祖の行動が見えてきますので、ただ単に名前が判明するだけでなく、実際の行動なども分かり、肉づけも出来てきます。
目録を作成し、解読、現代語訳、さらには解説までいけば申し分ありません。
殆どが、証文や訴訟関連のものだと思われますが、このような先祖の生きた時代の文章を解読出来れば更に先祖のことが深掘りできます。
まとめ
①お寺の過去帳、宗門人別帳などが読めれば更に先祖の事が深く判明出来る。
②ただし、古文書は自ら勉強しないといけないので、本を読んだりして勉強するのが望ましい。
③公民館や文書館、文化センターでも古文書解読の講座が開かれていたりするので、積極的に参加してみる。
④最近では古文書を解読してくれるソフトもあるが、まだまだ完全には解読できないのでやはり人間の力が必要。
⑤将来的にはAIが解読してくれかもしれない。
公開日2019/08/07
更新日2021/07/24