城データ

城名:彦根城

別名:金亀城

標高:136m

比高:40m

築城年:慶長8年(1603)

城主:井伊氏

場所:滋賀県彦根市金亀町

北緯:東経:35.276402/136.252120

彦根城はここ

 

 

攻城記

近世城郭の立派な石垣。

彦根城といえばこの立派な橋。

中心部に進む。

橋の上から。

佐和山城を臨む。

いよいよ中心部。

本丸が見えてきた。

小ぶりながら立派なはお城。

麓の遺構。

 

 

 

 

 

彦根城ベストショット

 

位置関係

 

余湖図【彦根城】

当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)

城の概要

彦根城跡 彦根市金亀町·尾末町·城町

湖岸に近い彦根山(金亀山)に築かれた彦根藩井伊家三〇 万石(預地を含めると三五万石)の政庁。

 

慶長五年(一六〇〇) 月の関ヶ原の戦は一七日の佐和山合戦で石田三成の佐 山城が陥落、井伊直政は徳川家康により三成の旧領近江の地を与えられ、従来の一二万石に六万石を加えられ一 八万石を領する有力大名となった(井伊年譜・井伊家譜)。

 

のち加増を重ね、彦根城を築き城下町を建設し、近江の地 にぁって幕府の意を受けて京都および西国・中国を押える任務を負った。

 

彦根の位置は中山道にやや離れるが、 琵琶湖岸に近い朝鮮人街道を整備するとともに両道を結 ぶ道を開いた。

 

北方米原からは北国街道が発しており、 有事の際にはこれらの幹道により東・北・南の三方を押えうる要地であった。

 

一方、西は湖に面し、湖南の坂本 に走る舟運力をもってすれば京都は近い。

 

幕府が井伊家 に与えた役割の重要さがうかがえ、その信任の厚さは何 代にもわたって就任した大老職をあげるまでもなく知ら れるところである。

 

彦根城は天守のみでなく、櫓・門・ 馬屋などを含め城郭総体としてまとまった姿を今日に伝える。

 

(築城前後)

築城以前の景観は、彦根古絵図(彦根市立図 警館蔵)などによれば、佐和山城を古城と記し、彦根山の谷間に観音信仰で平安時代から都人に知られた彦根寺などが描かれ、北西方に長尾山、その西麓に金亀が淵、東方に尾末山があり、尾末山の東端に世理川(善利川とも、現芹川の旧流路)が流れ、彦根山の北裏手に広がる松原内湖 に注いでいる。

 

同川は南方で西に分流し、やはり湖に注 ぐ。この絵図で見る限り水城とはいいきれないものの、 湖上水運を最重視した選地であることがうかがえる。

 

ただ直政は松原の北、磯山(現坂田郡米原町)に移築しようと していたらしいが、その没後、嫡子直継(直勝に改名)が幼少であったため老臣木俣土佐が駿府へ下り、幕府の許可を得て彦根城に決定した。

 

築城の期間は慶長八年から元和八年(一六二二)にわたる が、大坂両陣を境に二期に分けられる。工事を監督する 公儀奉行は山城忠久・佐久間政実・犬塚平右衛門が任じられ、役夫は伊賀(上野藩)・伊勢(桑名藩・津藩・亀山藩な ど)・美濃(大垣藩・加納)·若狭(小浜)·越前(福井藩)の 七国一二大名に賦課された(井伊年譜)。なお「木俣記録」 では二八大名・九旗本となっている。

 

一方、井伊家は家中に縄張りとして四人、普請奉行として三人、作事奉行 として一人、大工棟梁として一人を任じている。

 

慶長九 年鐘の丸が成り、同一一年本丸天守が完成、併せて藩主 の居館本丸広間も建てられた。これらいわば第一郭のお もな建設が終了、佐和山からの移転が行われたらしい。

 

第二郭ほかの普請は元和二年藩主直孝のときに開始され、 西の丸・土佐郭・天秤櫓をはじめ堀・土居などが築造された。

 

表御殿もこの第二期工事により造営がなり、よう やく藩政庁としての体裁を整えた。

 

『滋賀県の地名』より一部引用。

 

城の歴史

慶長8年(1603)築城開始(多くの大名が手伝いを命令される)

 

慶長11年(1606):2期までの工事が完了。天守も完成して城主である井伊直継が入城する。

 

元和2年(1616):3期工事が開始される。

 

元和8年(1622):全ての工事が完了する。

 

城主石高

井伊氏:35万石。

 

所感

●徳川四天王である井伊氏でしかも譜代の中では一番の石高で35万石、立派な城が琵琶湖と映えたと思われる。

 

●天守は小ぶりながら破風を多用しており美しい。

 

●玄宮園からみた彦根城も立派であり、藩主もこの風景を眺めていたと思うと感無量。

 

関連URL

【滋賀県】佐和山城【彦根市佐和山町】

関ケ原の戦い直後、井伊直政は佐和山城に入城した。

 

参考URL

彦根城(ウッキペディア)

城郭放浪記(近江彦根城)

井伊氏(ウッキペディア)

武家家伝(井伊氏)

 

参考文献

『滋賀県の地名』

『日本城郭大系』11

公開日2021/11/21

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