城データ
城名:雨乞城(あまごじょう)
別名:雨乞山城
標高:174m
比高:120m
築城年:不明
城主:末田氏か
場所:広島県広島市安佐北区可部町下町屋
北緯:東経:34.537844/132.533168
攻城記
三入東小学校の隣に空き地がありその上が城域になる。
本丸部分であるが藪化で判然としない。
周辺部。
本丸から西へ移動、この場所はまだ遺構がわかる。
周辺の遺構。
本丸からみた風景前方は三入中学校
位置関係
新宮城の背後の山に位置しており、詰城と思われる。
open-hinataより【雨乞城】
余湖図【雨乞城】
当時のイメージ図(余湖図コレクションより引用)
『芸藩通志』雨乞城
城の位置関係が違う気がする。
城の概要
本城跡は、根ノ谷川東岸の押手山から西へ延びる丘陵上にあり、西側前面には新宮城跡が位置している。
また南側眼下には桐原川が流れ、三入新庄入口に当たる。郭は、最高所の1郭から西及び北に各々二つを配している。
本城跡は、王子城跡同様、伊勢が坪城跡から高松山城跡への連絡及び中継ぎの城としての役割を持ち、また、新宮城跡の本城としての役割をも担っていたものと考えられる。
城主については不明であるが、三入神社の社人で、新宮城主と考えられる末田氏が雨乞城跡の城主と考えるのが妥当であろう。
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用
所感
●三入東小学校の隣に広い空き地がありその山頂に城がある。
●比高は高く見晴らしはいいまさしく伊勢が坪城と高松山城の中継の城といった感じがある。
●新宮城の詰城としての機能も備えていたのではないか。
関連URL
末田氏に関りのある城。
参考URL
参考文献
『芸藩通志』
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』
『広島県の地名』
『広島県地名大辞典』
公開日2021/05/08