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初夏の先祖探しメリット5選

はじめに

先祖探しはどの季節でも出来ますが、特に初夏に調査するメリット5選を紹介します。

初夏のメリットをして以下のことがあげられます。

 

①墓の調査では冬の場合は雪の影響で調査できない場合がある

 

②田舎の場合は田植えなどの農作業が一服して少し余裕が出る

 

③お寺へのアプローチもお盆前で余裕がある

 

④季節もよく、全く知らない土地でも先祖の住んでいた場所への旅行がてら行ってみても面白い

 

⑤冬は何かと防寒具の準備等で大変だが、夏の場合軽装で動ける

 

 

①墓の調査では冬の場合は雪の影響で調査できない場合がある

これは地域差があるため、断定的なことは言えませんが、冬は雪が積もっている場合があります、この場合はお墓の調査が不可能になります。

 

お墓は先祖探しの三種の神器として重要なものになりますので絶対に調査をしないといけないものですが、それが出来ないのは致命傷です。

 

特に遠戚のお宅に伺い、お墓を調べたいと思っても積雪で調査不可能なのは避けたいものです、雪が無い場合は、場所の案内もしていただけることが多く、場所だけでも分かれば後日自分1人でも調査が可能ですが、その場所が分からない場合はどうにもなりません。

 

江戸時代のお墓の場合は、家の裏山の頂上など、そこの当主ではないと分からないことも多々ありますので積雪の無い初夏が最適です、冬の場合は雪でなくても雨など天候不順な日も多くなります。

 

また、盛夏になればそれはそれで、当主にもご負担をおかけしますし、自分自身も長時間炎天下での墓石調査では熱中症になる可能性もありますのでお勧めしません。

 

ただし、この時期での注意は虫とヘビになります。

 

調査に夢中で「虫やヘビに噛まれた」ということが無いように十分に注意しましょう!!!

虫よけスプレーは必ず使用することをお勧めします!!

 

 

②田舎の場合は田植えなどの農作業が一服して少し余裕が出る

先祖探しでは田舎に行くことが多くなると思います。

 

田舎といえば農作業、特に4月~5月上旬は田植えなどでバタバタしていますが、初夏である6月にはそれもひと段落して、少し余裕が出る頃になります。

 

先方が忙しい時にはこちらのお願いもすんなり受け入れてもらえない場合がありますが、余裕があればそれらにも対応していただける可能性が高まります。

 

全く知らない遠縁の家に手紙を書いても忙しかったら、手紙も読んでもらえない、返信されないということもありますが、農作業が落ち着いた初夏なら読んで返信してくれる可能性も高まりますし、こちらからの連絡にもしっかり対応してもらえるかもしれません。

 

また、知っている親戚の家の場合でも、さらっと「今は忙しいので難しい」と言われると二の句がでません。

 

この初夏という比較的に余裕がある時に行動することが成功の秘訣になります。

知っている親戚の場合は「丁度農作業もひと段落しかなと思い連絡しました!!」というのはどうでしょうか?

 

この一言があるかないかで先方の対応も変わるかもしれません。

田舎は何かと忙しい。

 

③お寺へのアプローチもお盆前で余裕がある

お寺へのアプローチ、同様です。

 

お盆前になると何かと忙しくなり、こちらからのアプローチにも忙しい場合は対応が難しくなる場合もありますが、初夏の場合は余裕がある場合も多いため、住職も丁寧に対応してくれる場合が多いです。

 

特に、過去帳の確認をしてもらう場合は、住職が余裕のあるタイミングでお願いすることが成功の秘訣になります。

 

住職もお盆、彼岸、年末などは忙しいですし、真夏や真冬も葬儀や法事などが多かったりしますので、案外余裕のある月は少ないように感じます。

 

先祖探しで重要な資料になる過去帳の中でもお寺の過去帳に関しては最重要に位置するものです、しかも、先方が住職となりますので、こちらもしっかりと準備をして尚且つ住職にしっかりと意図を誠意をみせていかないといけません。

 

相手のいることになりますので最善を尽くすのは当然ですが、そのタイミングも図る必要があります。

 

寺の過去帳について

 

④季節もよく、全く知らない土地でも先祖の住んでいた場所への旅行がてら行ってみても面白い

 

先祖探しといっても行って100%いろんなことが分かるというものではありません、気負えば気負うほど成果が無い時にがっかりします。

 

先祖探しもしながら、その土地を旅行して美味しいものを食べて、温泉に入ったり、いい地酒を飲んだりして出来れば宿泊なんかをしてゆっくりしたいものです。

 

社会人でも金曜有給にして土日を使えば2泊3日の旅行になりますし、リタイアされた方なら平日でも可能です。

 

故地ツーリズムというものがあります。

故地ツーリズム

 

例え明治19年戸籍には同姓の方がいない場合でも、故地に行き散策したり、神社仏閣の散策、近くに山城や史跡などがあれば訪ねてみる。

 

また、その地域の村の方がいれば積極的に話をしてみることで、先祖が住んでいた場所で同じ景色をみて、同じ空気を吸ってみることで体験できることも多くあります。

 

先祖の村の場合宿泊できるところはないかもしれませんが、半径30キロ範囲なら宿泊できるところもあると思われます。

自家用車またはレンタカーで行くと思いますので、そちらに宿泊してから行ってみましょう。

※田舎の道の場合30キロでも1時間もかかりません。

 

村の方々と話をすると案外重要な情報が得られるかもしれません。

①自分の両親ならあなたの家の事を知っているかもしれない。

②●●家なら▲▲家と親戚だったと思うので紹介してあげるよ。

③●●家は昔は■■だった家のようだ。

④そういえば●●家は今は誰々さんが住んでいる。

⑤確か●●家の墓というのはあそこの裏山にあった気がする。

 

など、現地の方しか知りえない事も多く持っているかもしれませんので、村々の方には話をしっかりしてみましょう。

 

その時の秘訣は、村のある方に話かける→他に詳しい方知らないか尋ねる→他の方を紹介してもらう→紹介された方に●●さんに聞いたという。

これを繰り返していくことで、多くの情報に触れる確率を高めていきます。

 

田舎なので人が歩いていることが少ないかもしれないので、見かけたら話をしてみる。

 

私の場合

先祖が住んでいたと思われる村に行き近隣の神社などを散策。

たまたま神社から帰る途中にお婆さんが農作業をしており、自分がこの村にいた先祖について調べていると伝える。

よくよく話をしてみると、そのお婆さんの実家が私の先祖の家でまだ伺っていない家だった。

話をするなかで、お婆さんの甥が現当主とのことで、お婆さんの名前を出しても良いと許可を得る。

お礼を言って即、現当主の家に伺いお婆さんの名前をいうと、一気に親密になり、色々教えていただく。

結果、位牌やお墓の場所を教えていただく。

 

こんな経験もしました、やはり行動が一番重要です。

 

 

⑤冬は何かと防寒具の準備等で大変だが、夏の場合軽装で動ける

夏のメリットは何かと軽装で動けるということになります。

 

冬は服装も厚くなり、その他にも、手袋、マフラーからカイロやホット飲料ととかく、荷物がかさばりやすいです。

 

遠戚の自宅に行った場合でも、脱いだり着たり煩雑になりますし、外では防寒をしっかりしないと寒いしと何かと不便です。

その分、虫やヘビに遭遇する可能性は低くなりますが。

 

あと、地味に支障をきたすのが、ボールペンで何かを書こうとすると、インクが固まっており書きにくいということもあります。

 

こちらも防寒具に身を固めて行動しますので、田舎の方々の場合はそもそも外に出ない(自宅にいることが多い)ということになりますが、そうなると、外にいませんので話かけるチャンスも少なくなります。

 

話をするには人がいなくてはいけませんので、そのチャンスを上げるためには気候は温暖な初夏などが狙い目となってきます。

番外編

番外編として、遠戚のお宅に伺う時に持っていくお土産では「水菓子」などは喜ばれます、年配の方の場合は固い食べ物よりも水菓子のような柔らかい食べ物を持っていった方がいい場合もあります。

 

その家にお孫さんなどがいれば子どもでも「水菓子」などは喜んでもらえるでしょう。

 

まとめ

●雪が積もれば墓の調査は困難な場合が多いので気温のいい初夏が狙い目。

 

●遠戚が農家の場合は農作業の落ち着く初夏がいい。

 

●お寺も色々忙しいがお盆前なら余裕があるので協力してもらいやすい。

 

●故地ツーリングで旅行がてら行くならいい季節となる。

 

●冬は何かと持っていくものが多いが、初夏なら軽装でいける。

 

●ただし、虫やヘビの出る季節にもなるので対策はしっかりと取る。

 

お墓の調査は断然冬に限ります

因みに雪が降らない地域のお墓調査なら冬がいいです。

 

公開日2022/05/24

 

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