はじめに

先祖の記載をする時には西暦表記をしますか?そえとも和暦表記をしますか?

 

西暦表記のメリット

年号からすぐにどの位前なのかが計算出来る事が一番のメリットですね。

 

例えば元文五年とあってもいつのことかすぐには分かりません、しかし、1740年と記載されていれば約280年位前なのか~とすぐに分かります。

 

先祖の生没年も西暦表記の場合は、高祖父と曾祖父の先年を比較するだけで何歳の時の子どもがすぐ分かります。

 

逆に、没年の比較で長生きしたのか?短命だったのか?を確認しやすいです。

 

感覚的に感じることも大切なのことです、1830年=約200年前=だいたい6~7世代前、祖父の祖父の祖父の時代だな

という感じです。

 

和暦表記のメリット

和暦の表記にするとやはり、その資料に歴史の重みが出て来ます。

 

1788年を記載すると数字の羅列になりがちですが、天明八年と記載すると、あ~天明の飢饉のころか~ ご先祖様はどうだったのか?そ想像力が膨らみます。

 

安政=安政の大獄

天保=天保の改革 天保の飢饉

文化、文政=化政文化

寛政=寛政の改革

天明=天明の飢饉

宝暦=宝暦の大火

享保=享保の改革 享保の飢饉

元禄=元禄文化

など

 

このような切り口から先祖の歴史を考えられることも出来ます。

 

私の例ではやはり飢饉に関しての事があります。

 

図を確認して頂けると分かりますが、一年ごとに亡くなっています。

 

享保の飢饉の影響も否定出来ません。

 

このように和暦を視覚的に認知することによって、イメージできることもあるのではないでしょうか?

 

両方併記がいい

と言うことで、先祖調査の資料を作成する場合は上記の資料のように西暦と和暦を併用することをお勧めします。

 

●生没年を表記する場合はエクセルなどを利用して西暦と和暦を併用。

 

●記述の場合は和暦の後に西暦を記入。

 

例)高祖父の飯田寅次郎(天保五年~明治二十六年:1834~1893)は高祖母である富田村の森岡金藏の三女であるツネを結婚して~~~

●ただし、家系図の場合は私は西暦表記にしています。

 

イメージ図

 

理由は和暦表記にするとどうしても漢字表記が多くなり煩雑になります、数字の方がシンプルで見やすいです。

 

また、上記にて説明したように、生没年が簡単に分かるので計算しやすいです。

 

※佐藤キクは吉兵衛が33才の時子どもなんだな、また父親が亡くなって5年後に亡くなっているなとか。

 

●和暦も1800年以降は覚えておくと便利です。

 

戸籍に表記されている年号として1800年以降になりますので、戸籍の和暦からおおよその西暦が頭に浮かぶとイメージしやすくなります。

 

享和1801~

文化1804~ 1804年を覚える

文政1818~ 14年後

天保1830~ 1830年を覚える

弘化1844~ 14年後

嘉永1848~ 4年後

安政1854~ 末尾が4年4年繋がり。

万延1860~ 4年繋がり

文久1861~ 1861年を覚える

元治1864~ 末尾が4年で4年繋がり(1年しかない)

慶応1865~ 元治元年(1864)の次が慶応と覚える

 

明治1868~ 1868年を覚える

大正1912~ 明治は45年 1868+45-1=1912年

昭和1926~ 大正は15年 1912+15-1=1926年

平成1989~ 昭和は64年 1926+64-1=1989年

令和2019~ 平成は31年 1989+31-1=2019年

-1は同じ年に2つの年号か被るため

 

まとめ

①先祖の資料を作成する場合はは西暦表記と和暦表記がある。

 

②西暦表記のメリットは数字の為計算がしやすい(生没年から何歳まで生きたとか、何歳の時の子どもなのか)

 

③和暦表記のメリットは日本史の事件があった時に該当するので、先祖の生きた時とリンクしやすい(天保の改革など)

 

④しかし、記述する場合には両方併記したほうが分かり易い場合もある。

 

公開日2019/08/13

更新日2021/07/24

ホームへ戻る

サイト一覧