はじめに
先祖探しをしようと思っているが、どの位費用がかかるか分からずに躊躇している方も多いかもしれません。
先祖探しサイトをみると10万円とか20万円かかるようなサイトも多いですが、これらは、立派な家系図や表装の整った資料などできちんとされたものが多いです。
当然、それに人件費がかかりますので、その分の費用が発生します。
では自分で実施する場合はどの位の費用が発生するでしょうか?
1戸籍謄本、除籍謄本代
まずは、基本的にこれを入手しないといけません。
戸籍謄本は450円 除籍謄本は750円です。
かりに、明治19年戸籍まで全て残っている場合で多くても5~6冊だと思いますので、全て取得しても約4,500円位になります。
自分の直系尊属全て、養子の場合はその実家も含めて入手した場合で50冊~60冊くらいになりますのでそれでも37,500~45,000円で済みます。
※業者にお願いしたら1系統の調査よりも少ない金額で全ての先祖が判明してしまします。
郵便請求での場合はこれに切手代や郵送代、郵便為替の手数料なども発生します。
自分で直接役場に行く場合はその距離にもよりけりですが、ガソリン代や高速代が発生します。
2親戚の自宅に伺う
自分の実家が本家でしたら特に費用も発生しませが、親戚の家や遠戚の家に伺う場合には手ぶらではいけませんので、相応の費用が発生します。
と言っても、菓子折とご仏前で問題ありません。
菓子折3,000~5,000円とご仏前10,000円位でしょうか?
ここはその家との親密さにも関わってきますので一概には言えません。
※しょっちゅう行っている母方の実家に行く場合は、もう少し気楽に行っても良いかもしれません。
当然こちらの場合も、交通費が発生します。
3お寺へ伺う
最終目標である、お寺に伺うチャンスがあれば、お寺に「志」を持っていく必要があります。
金額は概ね10,000~30,000円位だと思います。
こちらも、実地になりますので、交通費が発生します。
4その他
上記の場合、戸籍代+親戚の家+お寺を会わせて自家の調査だけでしたら30,000円もかかりません。
実は遠方の場合は、実は交通費が一番かかったりします。
また、遠方の場合は日帰りするにはもったいないので、1泊若しくは2泊して地域の図書館や郷土資料館に通う方がいい場合もあります。
そうなると宿泊代が発生します。
遠方の場合は、先祖調査兼旅行の感覚で行ってみることもありです。
特に初めての土地でしたら、地元の食事や温泉、地酒などと組み合わせて行ってみると、先祖の住んでいた場所の息吹も感じられていいかもしれません。
先祖調査を専門にしている業者の場合は費用が高くなるのか?
戸籍までの情報ですので1万円も発生しませんが、業者の場合は以下の費用が発生します。
①戸籍情報を隅々まで読んで、取得出来ない戸籍は無いかの確認を専門家の立場から詳細に確認する。
※戸籍取得初めての場合はかなりの確率で取得漏れが発生します。
②難解な文字(昔の戸籍吏の達筆な文字の解読や変体かな)の解読を行って頂ける。
※これ案外難しいものですが業者の場合は難なく読んで頂けます。
③解読した戸籍情報に基づいて、データベースを作成して分かり易い一表を作成して頂ける。
※戸籍をみてもどこをどう見たらいいのか分からないことも多いですが、生没年や出生地、女性の場合はどこから嫁いできた、旧姓はなども分かりやすく纏められる場合もあり、素人からみて安心できます。
④家系図の作成もある。
※きちんとした家系図を過不足なく作成して頂ける、養子の場合、複数回の婚姻の場合なども分かり易い表現にて作成。
⑤データも合わせて納品される場合もある。
※上記の資料を纏めたものをデータにして納品される場合もある。
ということで、専門家の立場から様々な視点で商品として作成している為に費用が発生します。
逆にそれらが無い分、自分で行うと費用がかなり安く抑えられることになります。
このサイトは自分で簡単に作成できるという観点から立ち上げました。
家系図も自分で作成、生没年の一表も自分で作成します。
それが、醍醐味ですが、なかなかどうすればいいのか分からないので、やり方をアップしています。
まとめ
①先祖探しを自分で行う場合は費用は安く抑えられる。
②ただし、遠方の場合は交通費や宿泊代などが発生してする。
③業者の場合は価格は自分でやるものと全く違うが、それは専門性を駆使したもので、商品としても完成度が高いから。
公開日2019/08/04
更新日2021/07/31