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苗字の読みから考察する




 

はじめに

先祖の苗字の読み方で疑問を持った事ありませんか?

または、学生時代に同じ読み方なのに漢字が違うことや、同じ漢字なのに読み方が違うなどありませんでしたか?

 

日本には10万以上(一説には30万以上)の苗字があります、長い日本の歴史の中では色々な都合で上記のようなことが発生したと思われます。

 

自分の先祖の家で読みが変化していった、または、漢字の表記が変わったという例があるかもしれません。

長い年月の間には自分の意思ではなく周りの環境から苗字が変わることや読み方が変わるということもあったようです。

 

例えば

五島ですが周りには「ごとう」と呼ぶ方が多いが、なかには「ごしま」と呼ぶ家もあります。

ある「ごとう」言われていた一族が全く違う土地に行き周りが「ごしま」と言うのでいつの間にか「ごしま」になったとか。

 

また逆に

後藤「ごとう」が本当の苗字であったが、戦に敗れ名前の感じ表記を五島「ごとう」にした、その一族が別のところに移動して、行った先では皆が「ごしま」とよぶので五島「ごしま」になった。など

 

他にも

東「あずま」であるが周りの一族がみんな「あずま」というので自家は東と書いて「ひがし」と呼ぶようにしたなど。

長谷を「はせ」と読むか?「ながたに」と読むか?

 

十七代目 中村 勘三郎は本名を波野 聖司(なみの せいじ)といいます。

波野(なみの)ですが実は最初は波野(はの)と名乗っていましたがいつの間にか(なみの)と呼ばれるようになりました。

 

更には

東海林:「しょうじ」「とうかいりん」など現地の方でないと読めないという名字もあります。

 

濁点の有無

また、濁点がつく場合とつかない場合もあります。

 

高田:「たかた」「たかだ」

 

中島:「なかしま」「なかじま」

 

植田:「うえた」「うえだ」

 

山崎:「やまさき」「やまざき」 などです。

 

※濁点に関しては西日本では濁点が無く、東日本では濁点が有る場合が多いようです。

 

東日本で濁点が無い場合は、先祖が西日本からきたかも知れないという推測が成り立つかもしれません。

 

特に北海道の場合は日本全国から来ていますので、興味深い結果になると思います。

 

このように、「漢字の読み方が変わっていく場合」と「読みが同じで漢字表記が変わっている場合」があります。

 

先祖調査を行う時の注意事項として、同姓の方に手紙を書く場合には先方の方が「読み方が違うので当家ではない」と言われないようにご理解頂くような詳細な説明が必要な場合もあります。

 

また、読み方が同じで漢字表記が違う場合は尚更「当家では無い」と言われる可能性が高くなりますので、こちらは更に手紙の内容に注意を払い「当家を関わり合いがあるかも」という内容にしないといけません。

 

例)

保田と安田

伊藤と伊東

坂井と酒井

小島と児島

など

 

漢字表記を変えた、読み方が変わった、など当時はその経緯を知っていますので違和感を感じていませんでしたが、数代も経過したら、何故変わったのかを伝えられていない場合は、元からその漢字、その読み方だったという認識ですので、注意が必要です。

 

これらの言い伝えがあれば、書き記しておきましょう。

 

苗字のサイト

 

名字由来net

名字を入力すると全国に何人の方がいるか、発祥の地、どこの地域に多いかなどを表示されます。

 

 

なまえさあち

名字を調べるのに「   」と書く名字 「   」と読む名字 で検索できます。

 

 

写録宝夢巣

同姓の分布図にはこのHPが便利です。

 

 

苗字でポン!

同姓の人間がどこの多く住んでいるか分かり易いです。

 

【まとめ】

●苗字の読み方が違う場合がある「東」を「ひがし」「あずま」など。

 

●逆に読み方は同じであるが漢字表記が違う場合がある「さかい」を「酒井」「坂井」など。

 

●漢字表記では到底読めない苗字もある「東海林」を「しょうじ」「とうかいりん」など。

 

●濁点の無い苗字は西日本、濁点の有る苗字は東日本に多い。

 

●家に由来があれば積極的に聞くことで後世に残せることが出来る。

 

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